30話、3 アリス
30話
3 アリス
姉さんはギルに刀を向ける!ギルは笑い出す!
「ハハハ!ここまでやられるとは思わなかった
ぜ!これを使わせて貰おうか?」
ギルはポケットから小さなカプセルを飲み込ん
だ!
「へ!今何を飲み込んだの?まさか、お約束のパ
ワーアップする薬?うわ!ないわー!」
姉さんはそう言いながら刀を振るう!ギルが躱
す、よく見ると体の傷が無くなって手と足が生え
ていた!
「まさか、この薬を使う羽目になるとは、この薬
は使用すればするほど、副作用で人間を辞めてい
く、薬だ!テメエ!マジで犯して、ガキを孕ませ
て死ぬまで犯してやる!女で生まれた事を後悔さ
せてやる!」
ギルがそう言いながらガトリングガンを拾う!
(コイツ!マジでムカつく!姉さんを孕ませる?ふ
ざけるな!でも、姉さんの子供か可愛いだろう
な、いろいろ研究して私の子供を産んでもらおう
かな?)
「うわ!マジでしつこい!男でしつこいと女の子
に嫌われちゃうぞ!」
姉さんは可愛いく言った!
「うるせえ!テメエは俺様の前で股を開いてれば
いいんだよ!」
ギルがガトリングガンの引き金を引こうとした瞬
間!ギルの後ろにいきなり男が現れてギルの服を
掴み一瞬にして消えた!
「えっ!」
姉さんが未来視を発動させ攻撃を躱す!
[ダン!ダン!ダン!]
姉さんの頬に銃弾がかする!頬に傷が付く!
30メートル離れた所に銃を持った男とギルがい
た!
(姉さんに傷をつけたな!許さん!)
私は切れた!デバイスを発動させ!光の羽を波の
ように飛ばす!
「今のを躱しますか?凄いですね!何かの能力で
すかね?どうしましょうコレ!」
そこに私の光の波がギルと男を襲う!
2人がまた、一緒で移動する!
「ちっ!やりにくい!でも、使いがってがいい能
力ですね、姉さん怪我は大丈夫?」
姉さんの顔の傷を治す、姉さんの顔に傷がなくな
る、安心した!
少し離れた場所で男と一緒にいたギルが暴れる
「ジュリアンなんでお前がここにいる!俺は教え
てないぞ!」
「やれやれ!煩いですよ!」
ジュリアンがギルに蹴りを入れた!その瞬間ギル
が消えた!
姉さんが殺気を込めて
「ギルは何処に行ったのかしら?彼を殺すつもり
なんだけど!」
ジュリアンは笑いながら
「まあまあ!そうピリピリせず!可愛い顔が台無
しですよ!さて、自己紹介をしましょう、私は特
務隊ミストルテインの8番隊隊長ジュリアンと言
います、よろしくお願いします!」
「あっ、ハイ、よろしく?」
姉さんは可愛いなんて言われて少し照れて挙動不
審になる!
(ちょと嬉しいかも!いつも化粧とか、アリスに任
せてるけど、俺も勉強しようかな?)
私は姉さんの思考を読めるので不機嫌になる
(もう、姉さんは仕方ないな!男に褒められて嬉し
がるなんて、もうちょい調教が必要かも?)
「姉さん!少し黙って!怒るよ!」
「ひぃ!ご、ごめんなさい!」
姉さんが私にガチで謝る!涙が出て震えている!
姉さんが震えているのを見て、抱きついた
「あっ!ゴメン姉さん!本気で怒ってないから
ね!ほら大丈夫だよ!」
私が姉さんの胸を軽く揉みながら、姉さんの涙を
舐める!姉さんが見られているのを気づいて!
「ふむ!君達はそんな関係なんだね!勿体ないそ
んなに綺麗なのに!」
ジュリアンが言わなくていい事を言う!姉さんは
顔を真っ赤にして!
「うわー!見るな!見るなー!」
姉さんはデバイスをアサルトライフルに変え!ジ
ュリアンにぶっ放す!
[ダ!ダ!ダ!ダ!]
すると、ジュリアンの前に黒い空間出て、吸いま
れる!そして、私の死角から銃弾が襲って来た!
姉さんの心を常に読んでいるので、私が光の羽で
盾を作り、銃弾を消滅させる!
「予想はしていたけど、よくアニメである、空間
を操作する能力か!それでギルを逃したのか!」
私がが考えながら答える!
(多分これも亜空間を利用したものか!勉強になる
な、これなら少し練習すれば、私でも出来るか
も?)
「ふむ!コレも防がれますか、どうしましょう?
そうだ、2人とも一緒に来てはいただけません
か?2人の安全は保証しますよ!」
(ふざけた事を言いやがって、計画を私は知ってい
るんだ!生かすつもりなんてない癖に!コイツは
信用できない奴だ、殺す!)
「断る!お前ら付いていってもどうせ姉さんに害
をなす!そんなお前らに私の姉さんを渡すわけが
ないだろう!それに私は姉さん以外は要らない、
姉さんに危害をなすものには死をあたえる!」
コイツを殺す!私の目が黒から青になり青く光
る!背中の羽が巨大化していく!
[バチィ!バキッ!バキッ!バキッ!バキッ!」
羽が大きくなるにつれ、周りの物が分解されてい
く!私と姉さんの周りは私達を守るため、青白い
羽に包まれていた!
ジュリアンが少し焦りながら
「ちょと!こんな街中で本気を出すつもりです
か?ここらの住民が全員死にますよ!」
「貴方なにか思い違いをしてない?私は姉さんが
いれば後は要らないの、この町の住民が全員死ん
でも別にいいわ!」
私は本音で話す!
「貴方が良くても、そこのお嬢さんはどうです
か?この町を守る為にこの戦いをしたのに、成功
報酬がここの住民の死では納得がいかないので
は?」
「貴方、頭が回るようだけど根本的に間違ってい
るわ!姉さんは私がやる事には不満があっても逆
らう事もなく、従う様に何度も何度も脳に刻んで
調教したんだから!貴方がどう姉さんを揺さぶっ
ても、意味がないわよ!」
私は姉さんに抱きつきながら、キスをする!舌を
絡めてジュリアンに見せつける様にする!姉さん
は抵抗しなかった、その様を見ていたジュリアン
は笑いながら!
「確かに、一流の戦闘技術がある人物が戦闘中に
少し怒られるだけで、泣いたり、キスして、され
るがままというのはおかしいですね、調教と言う
のは本当の事なんですね!ここは撤退します!私
1人では荷が重い!では、お嬢さん達また会いま
しょう!」
ジュリアンが一瞬で消えた!取り敢えず、帝国の
特殊部隊ミストルテインの初襲撃は撃退に成功し
た!ただ町の被害は大きく、家が10軒ほど無くな
っていた!
私達は戦闘前に買い物を済ましていたので、この
町に用は無いので逃げ出した!