3話 2 サラ
3話
2 サラ
俺は今軍人のおっさんととある軍事施設に来た、
そこで食事を出されて、俺は食べる!久々のご馳
走だった!食べ進めていると凄く眠くなり寝てし
まった、起きると狭い独房みたいな部屋に閉じ込
められていた!服は脱がされて薄いワンピースみ
たいな服は着せられ、首には首輪がされていた!
(騙された!体なんともないよね、女だからそっち
の事も心配しないと!マズイ!すぐに逃げるべき
だった!)
俺は、自分の体をペタペタ触る!なんともないよ
うだでもここから地獄が始まった!
ここにいる大人達は俺達を実験動物と同じ様に扱
う!毎日注射器で血液を取り、体を拘束して薬を
注射器で投与し反応を見る!独房に入れられる、
薬の副作用で呻いたり、悲鳴をあげると看守達が
うるさいと言い、暇つぶしに暴力を振るう!警棒
で殴る骨が折れるまで殴り、ある程度痛みで動け
ない様になったら、上の奴に怪我がバレないよう
に回復魔法をかける!
ただ性的暴行はなかった、体液でなにかの感染を
恐れている様だ、殴る時も感染を恐れて防護服を
着て殴りにくる
食事も量が少なく時々この食事に薬が混ざってい
る時がある!食べた後に目や口の中から血が出て
きて、あまりの痛さに苦しんで失禁して気絶する
事もたびたびあった!風呂はなく!独房の天井か
ら1日1回スプリンクラーから、お湯が出てくるの
でそれが風呂がわりになった
ここには俺も含めて100人ぐらいの俺と同い年の
子供達が集められていて、様々な人体実験を受け
ていた!
毎週1人か2人ほど死んで、また新しい子供が補充
されていく!初めてきた子供達は泣いたり喚いた
りして看守達がボコボコするそれがここの当たり
前の光景だった、最初は可哀想にと思ったが、こ
の生活が半年を過ぎると何にも感じなくなった
ここの子供達は首輪の番号で呼ばれている、自分
の名前を言ったり相手の名前を呼ぶ事は禁止され
ていた俺の番号は63番だ
今日も実験にされる!看守達が来た
「63番立て!実験の時間だ!早くしろ!」
俺はゆっくり立ち上がり看守達に連れられていく
連れられていった場所には、女と男の研究者がいた!
「63番来たか、例の新薬を投与する!バレッタ早
くしろ!ああそれと、看守さん、そこの廃棄物片
付けてくれ!新薬を投与したら死んでな!」
看守達が嫌な顔をして、動かなくなった男の子の
足を持って引きずっていく、俺はそれをただ見て
いる事しか出来なかった男の子は体中から血が吹
き出していた!かなり痛かったのだろう、体中を
掻きむしった跡があった
(俺もああなるのか、ヤダな)
女の研究員バレッタが手が震えながら注射器を持
っている小声で
「ごめんなさい!ごめんなさい!」
俺に薬が投与される、投与したら研究者達は部屋
から出る!すぐに反応があった、体中をなにかが
蠢いているのだ、至る所から血が溢れる!
「アガァ!痛い!いたい!痛い!助けて!」
俺はあまりの痛みに暴れて失禁して気絶する!男
の研究員が笑っていた!目がさめるといつもの独
房にいた!体中の傷跡が消えていたが、ふらつく
血が足りないみたいだった!
あの俺に投与された薬が、投与されるようになっ
て子供達の死ぬ人の数が増えた、いつもなら一週
間で、1人か、2人なのに最近は一週間で10人以上
死んでいた!その分どこからか補充されてくる
今日も補充されてくるその中に俺の住んでいた孤
児院の子供が連れらてきていた、ニナだよく俺と
遊んだ女の子だった!むこうは気づかなかった
が、だが仕方がない、今の俺の姿は薬の副作用で
右目が見えなくなっており右目が白く濁ってい
て、右側の体が半分麻痺して笑ったり喋ったり体
を動かす事が出来ないのだ声にならない呻き声し
か出ない、最初よりまだましだが自然に少しずつ
回復している!
(孤児院がどうなっているか聞きたい!)
俺はそう思ったがそれは叶わなかった
5日後、ニナが死体として片付けられるのを見た
からだ独房の廊下を足を持って引きずられてい
く!首輪の番号は103番だった、死体の彼女と目
が合う!久々に涙が出た!
(なんで俺達がなにをした!神様なんでだ!前世の
最後だって人助けで死んでいるんだぞ!もっと報
われてもいいじゃないか!なのに、この仕打ちは
あんまりじゃないか!)
俺はまた男の研究員のとこに連れて行かれた!
「いらっしゃい、待っていたよ!63番ちゃん今日
も実験動物になってもらう!」
男は舌舐めずりしながら注射器を持ちそう言う、
俺はただ看守に言われるままに椅子に座らせられ
手足を拘束されていく
看守が離れる、男は楽しそうに俺の体を触るそし
て俺の首に注射器を刺す、そのあとすぐに部屋を
出る!薬の効果が出てくる!目や鼻や口から血が
溢れる!体の中にまた、何かが蠢く俺は暴れるが
手足が拘束されてるので動けない!
「もう、やめて!痛い!痛い!」
俺が泣き叫んでいると男が笑う!
「アハハ!63番はいい声で鳴く!でもお陰でなか
なかいい結果が出そうだ!」
バレッタが
「ハウゼン主任!遊びが過ぎますよ!63番は耐性
があるみたいですし!もっと時間をかけやるべき
では?」
ハウゼンが笑いながら
「うーん?まあ、そうだな!この子可愛いからつ
い!やっぱり可愛い子が泣き叫んでる姿は興奮す
るね!この前の103番も可愛い子でゆっくりやる
べきだったけど!つい実験動物としてイジメたく
なってしまって!反省しないと!」
バレッタが顔をしかめ
「ほどほどにしてくださいよ!孤児を集めるのも
タダじゃないんですから!」
「わかってる!ちゃんとレポートあげてるから、
いいだろう?実験動物ぐらいそこら辺の町に沢山
いるんだから!」
ハウゼンが苦笑いをしながら言う!
(そうか!ハウゼン!貴様か!ニナが死んだのはお
前のせいか!あの子がなにをした!この男が憎
い!)
俺はそう思いながら、血を吐きながら気を失っ
た!
拙い作品ですが、面白ければブックマークお願いします