29話、2 アリス
29話
2 アリス
姉さんは今帝国の特殊部隊の隊長と武器を向けあ
っている!
「一応、名乗ってやる!俺の名前はギル!特務隊
ミステルティンの10番隊隊長だ!嬢ちゃんの名前
は?」
「私の名前はサラよ!でも、これ必要かしら?戦
士でもないクズにしかも、これから死ぬ人間に名
乗り上げをしてもね?」
「はぁ!俺が貴様に殺されると?寝言はねてい
え!俺が貴様の名前を知りたがったのは、俺が勝
って貴様を犯すのに名前があった方が萌えるから
だぜ!女なんて男の前で股を開いてればいいんだ
よ!」
そう言って、ギルはガトリングガンの引き金を引
く!
(あのクソ野郎!姉さんにいろいろしていいのは私
だけだぞ!マジ殺す!)
私は流れ弾が周りに当たらない様に周りにデバイ
スで光の盾の結界を作る!
[ガルルルルルルルルルルルルルル!]
「俺のデバイスのガトリングガンは弾切れがね
え!しかも、弾は着弾すると爆発するんだぜ!躱
すか、物陰に隠れるしかない!肉ミンチしてやる
ぜ!」
姉さんはガトリングガンを躱す!少し飽きたのか
軽く切り払いもしている!
(凄いな、姉さんの技術の高さは凄いとしか言いよ
うがないよ!私には真似が出来ないや!)
姉さんは逃げるのをやめた!
「なんだ!逃げるのをやめるのか?だったら肉ミ
ンチにしてやるぜ!」
[ガルルルルルルルルルルルルルル!]
姉さんは刀で弾を切り払いをして、弾の軌道をそ
らしながら少しずつギルの方に近づいていく!
私は姉さんは勝ちを確信したのでゴミ掃除をする
事にした!ギルの部下達の相手をする!私はにこ
やかに微笑み、手をくいくいとやって、挑発す
る!
ギルの部下達は、頭にきたのか私に襲いかかる!
私の光の羽が私とギルの部下達を包む!
ギルが姉さんに質問している
「オイオイ!マジかよ!お前その技術どこで手に
入れたんだ?資料だと、孤児院育ちで戦いの経験
なんて、ないはずだろ?」
姉さんはギルの質問に無視をしながら近づいてい
く!そしてギルが姉さんの間合いに入ったので斬
りかかる!
[ガキィ!]
「硬い!なんで?斬撃が弾かれた!」
「ハハハ!これが俺様の能力よ!俺の皮膚が鋼鉄
の様に固くなる能力だ、しかも、俺のデバイスは
弾切れがないガトリングガンだ!何もできないだ
ろ無力を味わって死にな!」
[ガルルルルルルルルルルルルルル]
姉さんは距離を取りながら弾を躱す!
「なかなか、嫌な能力ですね!でも、大した事な
いかな?」
「はぁ!何も出来ないくせに何をほざく!」
姉さん達の会話を聴きながら私は能力でギルの部
下達を分解していく!
「ヒイィィ!やめて!」
「嘘だろ?なんで体が溶けていく!誰か!」
「グワァー!痛い、痛い、痛い!」
(いい声で鳴くね!もっと苦しんで貰わないと、ク
ズ野郎はゆっくりたっぷり苦しんでね!)
私は嬉しくてつい舌舐めずりしてしまう!
ギルの部下達が、地面を転げまわりだんだん解け
ていく!
「うわ!アリスのデバイス凄く綺麗だね!それに
ヤバそうだね、人が溶けてるの?」
「溶けてるというか、分解してるの!姉さんは対
人戦では最強だけど、私は広域兵器なんだ!本気
を出せば1つの都市ぐらいなら簡単に滅ぼせるか
らね!凄いでしょ!」
「怖!そんな極悪なデバイスなの?いいなー!私
もそんなデバイスが欲しかったよ!なんか、アリ
スに比べると地味だし!」
「おい!俺様を無視してんじゃねぇ!俺様はミス
トルテインの10番隊隊長なんだぞ!」
[ガルルルルルルルルルルルルルル]
(はぁ、雑魚の分際で私にケンカを売るなよ!)
私は光の羽で盾を作る!ガトリングガンの弾は分
解されていく
「ねぇ、アリス、そんだけ分解が早くされるのな
ら、そこの兵士達もすぐに殺せるんじゃない
の?」
「うん!殺せるよ!でも私、敵は痛めつける主義
なんで、ゆっくり、ゆっくり痛めつけて殺すん
だ!ところで姉さん遊んでいるのなら、私がその
男を殺すけど、どうする?」
私は雑魚の分際で刃向かった事に少し頭に来てい
た!
「あっ!ご、ゴメン、ごめんなさい!私がやるか
ら!本気出すから怒らないで!」
姉さんが涙目になり挙動不審になる!
(可愛いな、やっぱり姉さんの涙は興奮するね!)
「ならいいよ!なるべく早めにね!」
私はギルから離れる、アニーのとこにむかう、ア
ニーは瀕死の状態だった、回復魔法を使う傷がな
くなり、近くで見ると可愛いかも美味しそうだ!
私は舌舐めずりをする!
(そうだ、姉さんには可哀想だから、できない事を
する子もあると面白いかも?いろんなプレイを楽
しめるかも、連れて帰るか!)
私はデバイスで亜空間を開き、アニーを入れる
(新しい家を作ったら、姉さんと2人でアニーで遊
ぼう!でも、姉さんの性格からして無理かな?ま
あ、考えるのは後でもいいか?)
そう考えていると、ギルは姉さんにガトリングガ
ンをむけた!
「クソ!あの女マジでヤバイな!取り敢えず金
髪!テメエは人質にさせてもらうぜ!さっき本気
を出すとか言っていたけど、どうせ、俺様に傷を
つける事が出来ないんだよ!いくぜ!」
[ガルルルルルルルルルルルルルル]
姉さんは刀で弾を切り払いをしながら、一気に間
合いを詰める!
「クソ!マジで早いな!だが、俺の能力には剣が
効かないぜ!」
姉さんはギルに近づき、間合いを詰めて
「桜花流、1の太刀」
[ガッギャリィー!]
姉さんの刀がギルのガトリングガンを持っていた
腕を切りとばす!
「はぁ!なんでだ!俺様の能力で鋼鉄並みの硬さ
なのになんで切れる!あぐぅ!いてぇー!」
姉さんはキメ顔で言った!
「我に断てぬ物なし!」
(ヤバ!姉さんカッコイイ!マジ惚れる!)
「きゃーー!カッコイイ!さすが姉さん前世でも
斬鉄ぐらいできる腕があるんだから、鋼鉄ぐらい
ならこの世界なら楽勝に切れるよね!」
「あり得ないだろ!普通の刃なら折れるぞ!その
剣の能力か?それともお前の能力か?しかも、前
世だと、なんだそりゃ!」
「残念!どちらも不正解だよ!能力は使ってない
んだ、私のは単なる技術だよ!この刀の切れ味は
そこらにある剣と変わらない普通の物なんだ」
「なおさらあり得ない!鋼鉄を技術だけで切るな
んて、本当にできるのか?」
「やれやれ、今お前にやってみせたじゃないか!
私の30年間、刀を振り続けた人生を否定して欲し
くないな!」
姉さんはギルの質問に少しキレながら刀を振る
う!
[ガッギャリィー!]
ギルの右足を斬りとばす!
「くあーー!俺の、俺の足がー!」
姉さんは刀を構える!私はそれを見て
(ふん、いい気味だ!もっと苦しめばいい!姉さん
を犯すなんて、考えるだけでも万死に値するよ!)