2話 1 サラ
2 話
1 サラ
目がさめると、俺は庭で倒れていた!頭がズキズ
キ痛む周りを見る、ボールが転がっているどうや
らボールをぶつけられて転んだらしい!ぶつけた
子供達は心配そうに見ている!俺は大丈夫だとぶ
つけた子供達に言って解散させた、自分の手を見
る異様に小さい!俺の体が縮んだのか?と思った
が、あり得ないと思った!肩に何か当たるなっと
思ったら自分の髪だったまさか?そう思って鏡を
探して見る!俺は女の子になっていた金髪の髪色
で肩ぐらいあったしかも、かなりの美人さんだ!
だんだん頭がスッキリしてくる、自分の事を思い
出す!俺は12才の女の子で親に今いる孤児院の前
に7才で捨てられて5年も孤児院で過ごしているの
だ、名前はサラだ!転生した世界は地球じゃな
い、間違いなく異世界だ!つい最近まで戦争があ
ったみたいで、かなりの人が死んだそうだいくつ
もの国が滅び大地が汚染されて植物が育たなくな
り食料生産が低下して飢餓が酷く俺の住んでいる
孤児院なんかまともにご飯を食わせて貰ってな
い、孤児院の子供たちは基本痩せている俺は12才
なので、あと3年すれば成人になるそうすればこ
こから出ないといけないのだが、特に才能がない
し、勉強も出来ない!となると体を売って日銭を
稼ぐしかないだろうと孤児院の先生に言われた!
最初は先生なのになんて事をと怒ったのだがこの
世界の事を勉強すればするほど納得してしまう、
俺には前世の記憶があるのだからその知識で生活
をすればと思ったが正直に言えばこの世界の技術
は前世の世界より上なのだ!あんまり役に立ちそ
うもない!1000年前に化石燃料を使うのを辞めて
いて、大気中にナノマシンを撒いてそのナノマシ
ンを使って、魔法やら、大地の肥料を多く与え植
物を育てたり、ナノマシンを使った永遠に動き続
ける動力源もあるらしい、だが最近あった戦争で
そのナノマシンに大きな損傷を与えたらしいの
だ!そしてそのナノマシンをまた撒けばいいと思
うのだが、そのナノマシンを撒く機械はロストテ
クノロジーになっており、生き残っている国家が
躍起になって修理する為研究してる最中なんだそ
うだ!
この世界は滅びに向かっているのは間違いなく、
砂漠化が広がっていてこうして人が住める大地が
だんだん減っていってるらしい!そんな終わった
世界に転生してしまった!
それから数年経ち俺は、今年で15歳になる!俺が
住んでいるのはカール帝国だ、帝国は市民に重税
をして、払えないものが奴隷落ちしたり、子供を
孤児院に捨てるやつが多くなっている
俺は自分より小さい子供の面倒を見ながら服を縫
っていた!孤児院の大事な収入源らしい、女の子
は家の中で出来る仕事をさせられていた、男の子
は外で工事の下働きをしに、外に出ている!子供
を働かせるのどうかなと思うのだが、この荒廃し
た世界では当たり前になっているみたいだ!針で
布をチクチクしていると、奥から孤児院の院長が
俺を呼んだ、院長の部屋に行くと院長と帝国の太
った軍人のおっさんがいた、俺を見てニヤニヤし
ている!院長が
「来たか、サラ、君の事を帝国軍が欲しいと言っ
ている!君には才能があるらしい!君が軍に行く
と孤児院に援助があるのだ、他の子供がお腹いっ
ぱいに食べれるのだ行ってくれるね!」
(うわ!売られたよ!これどうしよう?逃げれな
か?行く途中で隙をみて逃げ出すしかないか?)
「わ、わかりました、帝国軍に行きます!」
俺の答えに軍人が嬉しそうに
「おー!そうか!我が国の為に君の才能を生かし
て欲しい、君は孤児院の健康診断でナノマシンの
適正値がかなり高かったんだ、将来は凄腕の兵士
になれる事間違いなしなんだ!この国の為に頑張
ろう!」
軍人が握手を求めてくる、俺は戸惑いながら握手
する!
(適正値?つまり才能があったのか?取り敢えず成
人して町に立って男相手に体を売らなくても良さ
そうならこのまま話しに乗った方がいいのか?)
「あの〜!ご飯はどの位、食べれるのでしょう
か?」
「おー!食事かね!大丈夫!3食ついて、おかわ
りも自由だぞ!」
軍人のおっさんが言う!
「本当ですか!行きます!」
(やった!ご飯をお腹いっぱいに食べれる!軍で人
殺しをするのは嫌だけど、ご飯が食べれるのなら
いいや!嫌になったら、逃げればいいし!)
俺は軍人の誘いに乗って成人したら軍に入る事に
した、成人の15歳の誕生日に軍人のオッサンがき
た皆んなと別れを済ませて軍人のおっさんと共に
孤児院を出る!俺が迎えの車に乗る、他の子供た
ちは泣いていた、ニナちゃんも泣いていた、ニナ
ちゃんはこの孤児院で1番の友達だ俺が前世の記
憶が戻っても仲良くしていた、空想好きの可愛い
子だ、ニナちゃんは泣きながら
「私も15歳になったら、呼ばれてるの!だから待
ってて私もすぐに行くから!」
「うん!待ってるよ!ニナちゃん!」
自分が行く事で他の子供たちがお腹いっぱいに食
べれる事を説明して納得させた!子供たちは俺が
乗る車が小さくなるまで手を振ってくれた!俺は
次行く新天地での生活にワクワクさせながら車の
窓を見ていた
拙い作品ですが、面白ければブックマークお願いします!