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19話、1 レナード

19話


1 レナード


私は騎士レナードだ、特務隊ミストルティンの隊


長をしている、私は、皇帝陛下と謁見していた


「では、実験施設から逃げ出した2体のモルモッ


トを生け捕りにしろと、しかも、なるべく生け捕


りにして、それが叶わないのなら、黒髪は生死問


わず、金髪は必ず生け捕りですね、なぜ金髪は生


け捕りなのでしょう?」


「ふむ、簡単だ一目惚れだ!そうだな側室か正妻


でもいいな、どちらがいいと思う?」


「そ、そうですか!側室の方が良いのではないで


すか?平民ですし」


「だがな、世界を救う女だぞ!正妻もありだと思


うが?それにその血を帝国に取り込めればまた、


同じ事が起きても、我が血族が救えるのだぞ」


「確かにそうかもしれませんが、取り敢えず捜索


を開始しますので期待して下さい」


私は謁見の間を出ると、副官の女性レベッカがい



「待たせたか?すまんな、会議室には、全員揃っ


ているか?」


「はい、今いる騎士達は全員揃っています、残り


は帝国中に散らばって任務をしていますので、後


は隊長と、私が行けば揃います」


私達は会議室に入る、そこには騎士達が5名が机


に座っていた


「すまない、遅くなった!さて、今日集まっても


らった理由だが、1ヶ月前に帝国の実験施設が制


圧され、壊滅させられた、やったのはこの2人


だ」


私はモニターに2人の写真を写す


「まだ若い2人だが、この2人だけで壊滅させらた


この2人はこの世界を救う鍵でもあり、クリフォ


ード陛下が妻に迎えたいと思っているらしい、特


に金髪の方だな、黒髪はサンプルに必要だという


事で生死問わずだ」


舌舐めずりしながら、20代の男の騎士ギルが


「じゃあ殺す前なら味見してから殺してもいいん


だろう?ミッチェル、競争だ!どちらが先に犯す


か勝負しようぜ」


20代の男の騎士ミッチェルが笑いながら


「まあ、暇だからいいけどよ、乗った!」


30代の男の騎士ジュリアンが言う


「はぁ、やれやれですな!9番と10番は品がな


い!これでも栄えあるミストルティンのメンバー


なのは残念だよ、ララはどう思います?」


10代の若い女の子の騎士ララが


「本当だよ!女の前で犯すとか辞めてよね、気持


ち悪いわ、マジでぶっ殺すぞ!」


会議室が険悪な感じになる、20代の男の騎士オズ


ワルドが私に聞いてくる


「この2人は強いのか?騎士レベッカと騎士レナ


ードから見て、どうなんだ?」


騎士レベッカがメガネを指で軽く上げて


「ガチで強いと思うわ、なんせ、先の戦争が10年


続いて我が帝国の国土がボロボロになった、原因


のナノマシン兵器のオリジナルよ、しかも、2つ


もあるの、私達が使っている偽物ではなく、ま


だ、完全に使いこなせてないから被害はないけ


ど、使いこなしたら帝国は滅びるわ」


ジュリアンは深刻な顔で


「王国の英雄ハウザーの再来か!被害はどれほど


になるか?」


ギルが笑いながら


「ハハハ!英雄だが知らんがたった1人で何がで


きる、ロートルはこれだからいけない!俺なら楽


勝に勝てるぜ!」


ジュリアンが苦笑しながら


「戦時中オリジナルのナノマシンを持つ奴と戦っ


て、生き延びたのは、ほとんどいない、ギル、お


前らが入れ替わりで入る前のミステルティンのメ


ンバーは全員戦時中にオリジナルに殺されてい


る!楽しみだよ、君が勝てる事を期待している


よ!」


ギルがちょと頬が引きっつた、ジュリアンが続け


て言う


「実際問題、オリジナルと戦いの経験があるの


は、俺と騎士レナードと騎士レベッカと騎士アー


リントンと騎士アシュレイぐらいだ!後は戦争後


に入隊した奴ばかりだからな、ちょと不味くない


か?」


ジュリアンの意見に、私は少し悩み


「仕方あるまい、とにかく、ギルとララとオズワ


ルドとミッチェルの4人で探索!見つけ次第、ジ


ュリアンと合流して捕獲!いいか、何人集めても


いいがジュリアンは必ず入れてやれ!成功率が変


わってくるだろう!」


「「わかりました!」」


「では、騎士達、我が帝国に勝利を、解散!」


騎士達が部屋から出ていく!部屋の中は私と騎士


レベッカだけになった


「でも、いいの?レナード貴方この任務やりたく


ないんでしょ?」


「正直やりたくはないな、資料を見たかい?かな


り酷い扱いを受けていたらしい、それを、世界の


為とはいえ、1人は機械にかけ大気中に撒いてナ


ノマシンを活性化させ、もう1人は皇帝の玩具に


され、子供を産ませられるみたいだ、その後は彼


女次第だが、あまり結果は良くないだろうな」


「確かに可哀想だけど、戦後の混乱期に起こる悲


劇みたいなものでしょう、こればっかりは私達で


はどうしようもないわ」


「まあな、たった2人の為にクーデターを起こす


わけにも行かんし我らは帝国の槍なのだからな」


レベッカは資料を見ながら


「うーん?なんの訓練を受けてない、孤児院の生


活をしてた女の子が研究施設を壊滅できるのかし


ら?なんか、引っかかるわね?」


「となると、何かが関わっていると思っているの


かい、君の感はよく当たるからね、そうなると、


我々が直々に作戦参加した方が良いかもな」


「まあ、それだけ、オリジナルのナノマシン兵器


が強力ということかもしれないけど、考えすぎか


もね」


「さて、出来れば戦いが無しでこの任務が終われ


ば良いが、研究施設の壊滅を見るとそうもいかな


いだろうな?」


私はため息がでる、レベッカは私の頭を撫でなが


ら抱きつく


「大丈夫よ、私が慰めてあげる!早く部屋に行き


ましょう」


私達は会議室から、出ていく














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