10話、2 アリス
10話
2 アリス
私はハウゼンの記憶を取り込み、能力を消してハ
ウゼンと話をする
「断るわ!全然旨味がないもの!それに私、生け
贄になりたくないもの!」
「な、何でそれを!衛兵この子を捕まえろ!何を
している!早く動け!」
衛兵達は動かない!目が虚ろでハウゼンの後ろに
控えている、流石におかしいと気付いて、ハウゼ
ンは立ち上がり逃げようとする!私は能力でハウ
ゼンの動きを止める、そして同じ場所に座らせる
「まだ話し合いの最中に立ち上がろうなんて、酷
いですね!それに、私を捕まえようなんて酷すぎ
て殺したくなるわ!」
私は微笑む!ハウゼンはガタガタ震えだす
「すみません!命だけは!」
ハウゼンは命乞いをする
「殺しはしないわ!いい事、思いついたの!貴方
には協力してもらうわ!断ってもいいのよ!その
かわり、後ろの衛兵みたいになるけどね!どうす
る?」
「協力させてください!お願いします!」
ハウゼンは泣きながら言ってきた!
「そう、なら皇帝に大きな実験所を使わせて欲し
いと許可を取りなさい!それとこの国の孤児達で
人体実験をするから15歳ぐらいの子達を集めなさ
い!あと、ハウゼンの開発した新薬NO.45を使う
わ、この国の優秀な研究者達を集めなさい!」
「なぜその新薬の事を!まだ秘密なのに!」
「貴方の記憶を見たもの!貴方この国では1番頭
がいいでしょう?残念ね!今この瞬間から私にな
ったわ!これが私の能力なの、人を操って遊んだ
り、その人の記憶を自分の物にできるの!そし
て、その記憶をもとに開発もできるわ!例えば新
薬23番と41番を混ぜると多分貴方の求めるものが
出来ると思うわ!」
「23番と41番ですか!まさかそんな?いや?そう
か!そう言う事か!はは!何で気付かずかなかっ
たんだ!」
「わかったようね!優秀な研究者を集めなさいそ
の頭の中を頂いてもっと凄いものを作るわよ!皇
帝の望む不老不死と、魔族を大量に作る薬を作る
わ!ハウゼン裏切ったらわかっているわね、家族
は皆殺しだからね!」
「わかったおります!すぐに準備をします!」
「研究施設の責任者は貴方よ!私の事は報告はダ
メよ!それとこの実験で得た成果は貴方の物よ!
励みなさい!」
「はい!アリス様!」
ハウゼンは優秀だった!皇帝と話をつけ、デカイ
施設を手に入れ、スラムの住んでいる子供を最初
のモルモットにした、どうせ犯罪予備軍ならいら
ないだろうと言い集めた!それをたった、3年で
まとめたのだ
この国の優秀な研究者達が一ヶ所に集められた!
8人いた私が片っ端から記憶を取り込む!
私はナノマシン工学とナノマシン生体学を極めた
と言っても良いほどの知識を得た!
私は自分の事をハウゼンの知り合いの天才研究者
だと身分を偽った、何人かの研究者は疑い私に難
しい問題出したり、質問をしてきた!それを難な
く答えたら彼等は私の指示に従った!
私が14歳の時、研究施設が稼働した子供達は常に
100人いる体制で次々と欠番が出ると、補充され
ていく何人かの研究者はリタイアしていく!ま
あ、わからなくもない、子供を殺しているのだ嫌
にもなるだろう!その度に私が人形化して私の研
究の助手になる!
私の目的は、魔族化する薬の大量生産だ、同胞を
増やす!それとナノマシン兵器を作る事だ、材料
が必要だその為の子供達だ、実験で死んだ子供達
の死体を焼却してその骨を集める!その骨はナノ
マシンに汚染されているので兵器の材料になる!
この施設に来て実験は順調に進んでいる、私は最
近モルモットを玩具にして遊ぶのがマイブーム
だ!男は前世の記憶があるので嫌いだ!なので可
愛い女の子で遊んでいる!女の子を裸にして首輪
つけ部屋で監禁して飼う、私に媚びを売りなんで
も言う事を聞くので面白い!前世で私を玩具にし
たあの男の気持ちがわかった気がした!
私は何人かのペットといつも行動を一緒にするよ
うになった、特にお気に入りはこの子だ、この子
の名前はエリザで17歳だ、私より3歳も上なのだ
が!私の機嫌をとる事にしか考えていない子にな
った!
能力で何を考えているのか丸わかりなのだ!最初
は逃げる事を考えていたが!それを指摘してあげ
て、軽いお仕置きをするそれを繰り返すと心が折
れたみたいだ!
部屋で机に座って仕事をしているといつも机の下
に潜り込み!私のスカートの中に顔を突っ込んで
もぞもぞする!私は気持ちいいのでされるがまま
楽しむ!そしてエリザの頭を撫でてあげながら仕
事をする、私の仕事が終わればエリザと遊ぶ!散
歩も忘れない!研究施設の研究者達の専用スペー
スには広い中庭がある!そこはもう私とハウゼン
とバレッタの3人しか利用しない場所になってい
る!それ以外の人は私の人形になっているから
だ!
そこで裸のエリザを四つん這いにさせ首輪にリー
ドをつけ、お尻に尻尾をつけさせ、散歩する!エ
リザは股をモジモジさせながら歩く!エリザが顔
を赤くして
「ご主人様さすがに、恥ずかしいです!」
私はそれを見て笑う、そして頭を撫でながら
「可愛いいよ!エリザ!いい子だね!」
最近はエリザが可愛いくてたまらない!これが恋
なのか?した事がないからわからないが?そんな
感じで月日が過ぎていく