1話 プロローグ
1話 プロローグ
佐藤 護(さとう まもる)
俺は佐藤 護 37歳だ仕事は派遣会社で工場勤務だ
俺は、今剣術の師匠と稽古中だ!電気を消して真
っ暗な道場で木刀を持ちお互いに防具無しで打ち
合う!これは闇稽古と言う稽古方法
だ!相手の気配と息づかいを察して場所を特定し
て打ち合う危険な稽古だ!俺が打ち込んだ木刀を
師匠が木刀を滑らせ軌道を逸らす!師匠の木刀が
俺に当たりそうになるが、俺が木刀を叩いてまた
軌道を逸らす!何回か打ち合いブザーが鳴る!互
いに寸止めで木刀を止める!師匠が
「うむ!まあまあだな、この調子で励めよ!」
「はい、しかし師匠!闇稽古危ないですよ!もう
やめましょうよいつ当たるか!ヒヤヒヤもんで
す!」
「お前の攻撃に当たるほど訛ってはないぞ!年寄
り扱いするな!」
(イヤイヤ!アンタ今!80だろ十分年寄りだよ!)
師匠は俺の祖父だ、両親は俺が小学生の頃に死ん
だ車の事故で俺も巻き込まれたが、俺だけが生き
残った!両親が死んでどこの親戚で預かるか揉め
祖父が引き取ってくれた!祖父の家は剣術道場を
している、小学生の頃は暇なので俺も祖父の動き
を見て練習して弟子入りを志願して、剣を教えて
もらった!高校を卒業すると親の保険金を使いな
がら祖父の道場に通い、今では師範代まで上り詰
めた、剣の流派は桜花流だ!この流派は
剣術中ではかなり強い流派だと思っている!流石
に師範代になったので仕事をし始めた!いつまで
親の遺産を食いつぶす訳にはいかないからだ!
仕事帰りに地震が起きる!かなり揺れる!スマホ
には震度7の表示が出る、俺はすぐさましゃがみ
耐える周りの家が潰れたり、倒壊したりする!
「誰かいないかー!助けてくれー!」
倒壊した、家から声が聞こえる!俺はすぐに助け
に向かう俺は声をかける
「大丈夫!すぐに助ける!」
俺はボランティアと一緒に助けに行く瓦礫を取り
除き次々と助けていく!
俺がボランティアと一緒に瓦礫を撤去していると
奥から子供の女の子の声が聞こえる
「助けて、痛いよ!」
「大丈夫だよ、すぐに助けるからね!」
俺は瓦礫の隙間に入っていく10歳ぐらいの女の子
だ、女の子を引っ張る!
女の子は隙間に挟まって抜けない!
俺はボランティアの人と相談して、俺はさらに奥
に行き俺は思いっきり踏ん張る!隙間が広がるそ
の間にボランティアの人が女の子を引っ張る!2
人が瓦礫から出る!
その時!余震が来る!瓦礫また崩れる!
(マズイ!このままだと!)
俺は逃げ遅れ瓦礫に挟まれる
「ぐぁ!ク、クソ動けない!息がしにくい!」
「待ってろ!今助ける!」
ボランティアの人が言う、でも多分無理だ胸に大
きな柱が当たっている、隙間からさっき助けた女
の子が見えた、俺を見て泣いていた
(あの子だけでも助けられたならいいかな?)
そう思えた!
(師匠、先に逝きます、すみません!でも許してく
れますよね!)
だんだん意識が遠のいていく、女の子の泣き声が
だんだん薄れていく
拙い作品ですが楽しんでもらえれば!面白ければブックマークお願いします!