表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現は夢、それもまた夢  作者: 紅うさぎ
1/1

プロローグI

幻想的な景色が広がっていた。自分でも訳がわからないくらい、そこはまるで天国のような清らかさを持ち、地獄のような禍々しささえ感じる。


「ここは、どこだよ、、、」


ぼそりと呟いた僕の声は煙に吸い込まれるように消えて行った。


煙に包まれた世界。靄がかかったように白く霞んでいた。僕の目の前には石畳が続いている。それは細くて一本しかない。床を感じられるのはそこだけで、石畳からずれて、靄の世界に足を踏み入れたらどうなるのか試すのが怖かった。底なし沼のように感じさせるそれは、やはり地面はないのだろうか。


「え?なんだよ、これは石畳を進む道しか選択肢がないんじゃないのか?」


後ろに道はなく、前に進めと言われているような気すらする。


「よし!」


決意を決めて、石畳を進んで行く。初めは何もなかった靄の世界に、相変わらずもやわかかっているけれど、木のようなものが出現し出した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ