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電海のフラガラッハ  作者: 黒崎江治
魂のサウダージ
40/60

これまでのあらすじと登場人物

〈登場人物〉

月島 正悟……岱輿城市ダイユー・シティを拠点にしている探偵。六年前まで刑事をしていた。

瀬田 陽花……英治の娘。父親を殺した勢力に復讐を誓っている。

ジュリア・エッジワース……香港の巨大IT企業オートマタの社員であり、その政治的思想を継承したグウィディオンというグループの構成員。

チャオ 小龍シャオロン……シティ警察の若手刑事。月島の後輩。

シァ 大偉ダーウェイ……雷富城に造反し、シティを支配しようと企む警察副長官。

レイ 富城フーチェン……シティの現市長であり、事実上の支配者。


〈あらすじ〉 

 二〇七四年の東アジア。香港沖二〇〇キロに浮かぶ岱輿城市ダイユー・シティで、月島正悟は探偵業を営んでいた。平穏だが退屈な生活の中、一つの依頼が舞い込む。その過程で知り合ったのは、天才エンジニアの娘である瀬田陽花。彼女の父親が開発したフラガラッハと呼ばれるサイバー兵器を巡り、月島は黑色女人ブラック・レディやシティ公安といった勢力と因縁を持つことになる。一時は拉致され、命の危機に見舞われる二人。しかし銃弾飛び交う脱出行の末、フラガラッハを敵に渡さず帰還することに成功する。


 そして半年後、陽花と久しぶりの再会を果たした月島に、新しい依頼の打診がある。それは陽花とも間接的な繋がりがある巨大企業オートマタの社員、ジュリア・エッジワースからのものだった。社員が失踪した事業所の調査を手伝って欲しい。その要請に応えて、月島は行動を開始する。陽花を一行に加えて進めた調査で、思いがけず当局の捜査網に捕捉された月島達は、逃走の過程でさらに危険なデータを入手する。それは何者かが作成したリストで、シティの支配者である雷富城レイフーチェンへの明確な造反を示す証拠だった。

 

 岱輿城市ダイユー・シティからの脱出を図るため、港を目指す月島達に、屍食鬼グールと呼ばれるシティ公安の秘密部隊が迫る。月島の後輩でもあるチャオを加えた一行は、貧民街ブロッサム・ストリートにあるショッピングモールへ逃げ込んだ。屈強な隊員との銃撃戦や肉弾戦を経て、なんとかモールを脱出した一行は、命からがら港に辿り着き、小型船舶に乗ってシティを脱出したのだった。


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