新たな皮膚と静かな帰還
長い間暗闇の中にいた後、陽光が私を平手打ちのように叩いた。
エメラルド色の目が慣れるまで、私は何度か瞬きをした。
ダンジョンの出口周辺の森は鬱蒼としていたが、静まり返っていた。
ゴブリンの姿はもう見えなかった。
遠くの鳥と、木々を揺らす風の音だけが聞こえた。
私はしばらく立ち止まり、新鮮な空気を吸い込んだ。
琥珀色の変身は完全に解けていた。
私は「通常の姿」に戻った。水晶が私に与えてくれた姿だ。腰まで届く長く白い銀髪、輝くエメラルド色の瞳、完璧な輝きを放つ肌、そしていまだに異質に感じる曲線美と力強さ。
しかし、それは今や私のものだった。
私は下を見た。
元の服 ― 破れたパーカーとぼろぼろのズボン ― は、かろうじて最低限のものを覆っているだけだった。
落下、爆発、そして変身によって、それらは完全に破壊されていた。私は半裸で、服の切れ端だけが体にまとわりついていた。
風が肌をゾッとさせた。
木々の間を数歩進み、何か体を覆うものを探した。
時間はかからなかった。数メートル先に、倒れた木の幹に寄りかかって、真新しい死体が横たわっていた。
人間の冒険者で、おそらく一、二日前にゴブリンか何かの怪物に殺されたのだろう。
彼は汚れた茶色のマント、軽い麻のチュニックの下に、破れた革の鎧、すり切れたズボン、そしてブーツを身につけていた。
私は慎重に近づいた。
匂いは強烈だった。乾いた血、汗、湿った土の匂い。
それでも、何もないよりはましだった。
まず彼のマントを脱がせた。
肩にかけた。重くて、焚き火の煙と死の匂いがしたが、胴体を覆い、膝まであった。
それから下着のチュニック。私には大きすぎたが、彼のバックパックから取り出した間に合わせのベルトで結んだ。
ズボンはだぶだぶだったので、結び目で固定した。ブーツは少し大きすぎたが、まあいいだろう。
長袖に覆われた自分の手を見た。
エレガントではない。
美しくもない。
でも、もう露出はしていない。
「裸になるよりは死臭がする方がましだ」と考えた。
そして、私は歩き続けた。
どこへ行けばいいのか、はっきりと分かっていた。
原初結晶によって強化された鉱物への親和性が、地形の心象を与えてくれた。
エルドリア王国は北東にあり、幹線道路を避ければ二日ほどの行軍で着く。
最寄りの町、リバートンはその中間に位置していた。冒険者ギルド、宿屋、商人がいる中立地帯だった。
出発するには最適だった。
森の中を歩いているうちに、考えがまとまってきた。
「役立たずのあかり」のまま城に戻るつもりはなかった。
あの少女は奈落で死んでいた。
現れたのは別人だった。
新しい身元が必要だった。
偽りの名前。
偽りの物語。
疑われない何か。
「ルナ」と私は思った。
単純だ。
神秘的だ。
白い髪に月光が差すように。
この姿では、誰も私を認識することはないだろう。
ケンジも、アヤも、リナも。
私を召喚した王国でさえも。
リバートンで冒険者登録をする。
まずは低レベルのクエストから始める。薬草採取、スライム狩り、小さな洞窟探検など。
一つ一つのクエストが試練となる。
宝石を一つずつ試していく。琥珀は力強さ、ダイヤモンドは絶対的な防御力、ルビーは破壊的な炎、サファイアは氷と精神支配…
疲れることなく形態を移行する方法を学ぶ。
能力を組み合わせることを学ぶ。今や私の一部となったクリスタルを操るため。
そして、そうしている間にも…情報を集めていた。
ギルドでは、あらゆることが議論されていた。召喚された英雄、王家の依頼、城の噂。
かつての仲間たちの居場所を聞き出す。
もし彼らが救世主として称えられ続けているなら。
もし彼らが「英雄的に身を捧げた役立たず」の物語を語るなら。
もし彼らが密かに私を嘲笑うなら。
一人ずつ。
まずケンジ。私を押し倒した者。
まるで使い捨ての盾のように「時間が必要だ」と言った者。
私は彼の顔に聖剣を叩き折ってやる。
次にアヤ。安堵の瞳で「ごめんなさい」と叫んだ者。
私は彼女に心から懇願させる。
私の首根っこを掴み、引き倒したリナ。
私は彼女を自身の炎で焼き尽くす。
そして残りの者…全員。急いではいなかった。
復讐は突然の衝動ではなかった。
それは、私が根気強く作り上げる傑作だった。
夕暮れ時に森の端に着いた。
遠くにリバートンが見えた。煙突の煙、酒場の灯り、旗をはためかせるギルドホール。
白い髪を隠すために、汚れたマントを頭からかぶった。
深呼吸をした。
「これからは、私はルナ」と思った。
「駆け出しの冒険者。取るに足らない存在。
でも、もうすぐ…誰もが私の名前を知るようになる。」
私は目的意識を持って村に入った。
私の新しい人生が始まった。
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