琥珀の拳で脱出する
変身が解け、銀白色の髪、エメラルドグリーンの瞳、完璧な肌を持つ元の姿に戻ると、私はゴブリンたちの屍の間にしばし佇んだ。
部屋の静寂は重苦しく、遠くで水滴が落ちる音だけがそれを破っていた。
私は…感銘を受けた。
生き延びたことだけでなく。
どうやってそれを成し遂げたのかにも。
最初はぎこちなく、不器用だった私の拳は、まるで縫いぐるみ人形のようにゴブリンを吹き飛ばした。
琥珀の鎧は、痛みを感じることなく、あらゆる打撃を吸収した。
そして、新たな能力…ソーラーラメント、アンバープリズン、アーシーエコー…それらは、まるで目覚めたばかりの本能のように、私の中に感じられた。
まるで水晶が、力だけでなく、知識も私の体に刻み込んだかのようだった。
しかし、最も驚いたのは別のことだった。
私の本来の能力である「鉱物親和性」は、もはや石の探知だけにとどまらなかった。
胸に融合された原初水晶のおかげで、周囲の岩石構造を「感じる」ことができた。
鉱脈、亀裂、地層。
まるでダンジョンが私に語りかけているかのようだった。
最も安全な出口がどこにあるか、突破できる弱点、外へと続くトンネルがどこにあるか、正確に分かっていた。
私は一瞬目を閉じ、集中した。
感覚は明瞭だった。ここから上へと続く道の50メートルほど先に、脆い岩脈があった。
狙いを定めた一撃でそれを破壊し、地上への直通ルートを開けることができる。
これ以上登る必要はない。
ただ…攻撃する。
私は微笑んだ。
喜びはないが、自信に満ちた冷淡な笑み。
「もう逃げない」と私は呟いた。
さあ、立ちはだかるものを打ち砕く。
私はためらうことなく、琥珀色の変身を再開した。
黄金色の輝きが再び私を包み込んだ。重厚な鎧、増幅された力、今にもこみ上げてくる怒り。
私はメイントンネルを進んだ。
ステルスもいらない。
もし何かが来たら、ぶち破るつもりだった。
30メートルの地点で、最初の障害物に遭遇した。行く手を阻む堅固な岩壁。
その背後に、抵抗が最も少ない線のような、弱い鉱脈を感じた。
私は右拳を振り上げた。
土の反響。
足を踏み鳴らすと、地震波が岩を伝わった。
床が揺れ、亀裂が開き、壁は薄いガラスのように砕け散った。
そして、共鳴の拳。
私は拳を亀裂に叩きつけた。
内部の振動が残りの働きをした。岩は外側に向かって大きな破片へと爆発した。
ドアほどの大きさの穴が開き、外の光へとまっすぐ続く上りトンネルが現れた。
私は止まらなかった。
私は前に進み続け、立ちはだかるものを全て打ち砕いた。
道を横切る岩が落ちてきた。拳で吹き飛ばした。
行く手を阻む岩棚があった。琥珀の牢獄が琥珀の鎖でそれを封じ、石化させていた。そして私は一撃でそれを粉砕した。
最初はぎこちなかったが、一撃ごとに溜まっていた怒りが湧き上がり、私の体はそれに順応した。
動きはより滑らかになり、
より正確になり、
より致命的になった。
トンネルの突き当たりには、最後の薄い壁が地下牢と地上を隔てていた。
狭い隙間から日光が差し込んでいた。
私はもう一度攻撃した。
土の反響と共鳴の拳が組み合わさった。
壁は外側へと爆発した。
一瞬、日光が私の目をくらませた。
鎧の重さの変化で少し揺れながらも、私は外へ出た。
森は静まり返っていた。
新鮮な空気が顔に吹き付けた。
脅威がなくなると、変身は自然と解けた。
私は外に出た。生きている。
より強くなった。
自分の手を見た。
血はなかった。
傷もなかった。
ただ力だけがあった。
今掘ったばかりの穴を振り返った。
地下牢はもはや私の牢獄ではなかった。
今、それは私の始まりだった。
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