表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最弱でブスだった私が、宝石の女神になって元クラスメイトを皆殺しにします  作者: ジャクロの精霊


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

11/20

琥珀の拳で脱出する

変身が解け、銀白色の髪、エメラルドグリーンの瞳、完璧な肌を持つ元の姿に戻ると、私はゴブリンたちの屍の間にしばし佇んだ。


部屋の静寂は重苦しく、遠くで水滴が落ちる音だけがそれを破っていた。


私は…感銘を受けた。


生き延びたことだけでなく。


どうやってそれを成し遂げたのかにも。


最初はぎこちなく、不器用だった私の拳は、まるで縫いぐるみ人形のようにゴブリンを吹き飛ばした。


琥珀の鎧は、痛みを感じることなく、あらゆる打撃を吸収した。


そして、新たな能力…ソーラーラメント、アンバープリズン、アーシーエコー…それらは、まるで目覚めたばかりの本能のように、私の中に感じられた。


まるで水晶が、力だけでなく、知識も私の体に刻み込んだかのようだった。


しかし、最も驚いたのは別のことだった。

私の本来の能力である「鉱物親和性」は、もはや石の探知だけにとどまらなかった。


胸に融合された原初水晶のおかげで、周囲の岩石構造を「感じる」ことができた。

鉱脈、亀裂、地層。


まるでダンジョンが私に語りかけているかのようだった。


最も安全な出口がどこにあるか、突破できる弱点、外へと続くトンネルがどこにあるか、正確に分かっていた。


私は一瞬目を閉じ、集中した。


感覚は明瞭だった。ここから上へと続く道の50メートルほど先に、脆い岩脈があった。


狙いを定めた一撃でそれを破壊し、地上への直通ルートを開けることができる。


これ以上登る必要はない。


ただ…攻撃する。


私は微笑んだ。

喜びはないが、自信に満ちた冷淡な笑み。


「もう逃げない」と私は呟いた。


さあ、立ちはだかるものを打ち砕く。


私はためらうことなく、琥珀色の変身を再開した。


黄金色の輝きが再び私を包み込んだ。重厚な鎧、増幅された力、今にもこみ上げてくる怒り。

私はメイントンネルを進んだ。

ステルスもいらない。

もし何かが来たら、ぶち破るつもりだった。

30メートルの地点で、最初の障害物に遭遇した。行く手を阻む堅固な岩壁。

その背後に、抵抗が最も少ない線のような、弱い鉱脈を感じた。

私は右拳を振り上げた。

土の反響。

足を踏み鳴らすと、地震波が岩を伝わった。

床が揺れ、亀裂が開き、壁は薄いガラスのように砕け散った。

そして、共鳴の拳。

私は拳を亀裂に叩きつけた。

内部の振動が残りの働きをした。岩は外側に向かって大きな破片へと爆発した。

ドアほどの大きさの穴が開き、外の光へとまっすぐ続く上りトンネルが現れた。


私は止まらなかった。

私は前に進み続け、立ちはだかるものを全て打ち砕いた。


道を横切る岩が落ちてきた。拳で吹き飛ばした。

行く手を阻む岩棚があった。琥珀の牢獄が琥珀の鎖でそれを封じ、石化させていた。そして私は一撃でそれを粉砕した。

最初はぎこちなかったが、一撃ごとに溜まっていた怒りが湧き上がり、私の体はそれに順応した。

動きはより滑らかになり、

より正確になり、

より致命的になった。

トンネルの突き当たりには、最後の薄い壁が地下牢と地上を隔てていた。

狭い隙間から日光が差し込んでいた。

私はもう一度攻撃した。

土の反響と共鳴の拳が組み合わさった。

壁は外側へと爆発した。

一瞬、日光が私の目をくらませた。

鎧の重さの変化で少し揺れながらも、私は外へ出た。

森は静まり返っていた。

新鮮な空気が顔に吹き付けた。

脅威がなくなると、変身は自然と解けた。

私は外に出た。生きている。

より強くなった。

自分の手を見た。

血はなかった。

傷もなかった。

ただ力だけがあった。

今掘ったばかりの穴を振り返った。

地下牢はもはや私の牢獄ではなかった。

今、それは私の始まりだった。

読んでいただきありがとうございます。

もし楽しんでいただけたら、評価やブックマークをしていただけると励みになります。

次回もよろしくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ