アイデアゼロから始める小説の書き方 のヒントになればいいなというエッセイ
ごきげんよう、ひだまりのねこですにゃあ。
今日はですね、小説、特に短編の書き方について、私なりのやり方を書いてみようかなと思っています。
というのもですね、結構書けなくて悩んでいる方が多いように感じているからなんです。せっかく無料で利用できる小説投稿サイトにいるのですから、どんどん書いてみないともったいない。
ただし、ベテランの先輩方が書けない~と言っているのは、
(過去作を上回る完成度と斬新なアイデアが詰め込まれた素晴らしい構成できちんとオチがある作品)が書けないですから、初心者の方が書けないというのとは意味が違うので除外しますね~(´艸`*)
私は執筆というものを始めて三年目に入っていますが、今のところ書けなくて困るという経験はしていません。満足がゆくものが書けているかと言われれば、必ずしもそうではありませんけれど、時間さえあればいつでも短編くらいなら書けるという程度には書くのが速いです。
なぜ書けるのか? いつもは意識していないのですが、自分なりに作品を書く時の流れを分解してみて、ある程度誰にでも使えそうな部分を見つけてみました。
そのポイントになるのが、「展開力」です。
この展開力さえある程度身につければ、短編ならばすぐにでも書けるようになると思います。
本エッセイでは、この展開力にポイントを置いていきます。
まず小説を書こうと考えた時、たぶん書けないという人はいきなり完成したイメージやアイデアを求めてしまっているんじゃないかと思うんですよね。
ある程度経験を積み重ねればそれに近いことは出来るかもしれませんが、初心者の方がゼロからそれをやろうとするのは無謀です。
あるいは、漠然としたふわっとしたイメージ、こういう感じのお話を書きたいなあ、というのも筆が進まなくなる原因になります。
ではどうすればいいのか?
そこで頼りになるのが「展開力」です。
具体的な使い方を説明しますね。
まずは、どんなにアイデアが枯渇していても、小学生でも思いつく場面を用意します。
即興で考えると、たとえば、コンビニに買い物に行く、というシチュエーション。
これ以上ない日常の場面ですよね? 面白くもなんともないですよね?
でもね、面白さというのは、日常の風景や常識がわずかにずれた場所にあるんですよ。だから奇想天外な作品を書く場合でも、スタート地点や話の筋の部分は普通で良いんです。むしろそうでないとずれを楽しめない。
このままだと小説にならないので、さっそく展開力を使ってみましょう。
●いつも利用しているコンビニに入ったら森の中だった(異世界転移風展開)
●コンビニに入ったら、密かに想いを寄せているクラスメイトがいた(ラブコメ風展開)
●コンビニに入ったら、店員さんが強盗に脅されているところだった(アクション、パニック風展開)
●レジで会計を済まそうと思ったら財布を忘れていたことに気付く(コメディ風展開)
●コンビニの前に立って、延々となぜコンビニが必要なのか思いを馳せる(純文学風展開)
●コンビニに入ったら人の気配が無かった……(ホラー風展開)
●新発売の限定品を食べて食レポ(グルメ風展開)
こんな感じでいくらでもお話を展開させることが出来ますよね?
今のはジャンルを使った展開力ですが、たとえば上記のものに、老若男女、春夏秋冬という季節や、天気、気温なんかを加えて展開させれば物語はさらに広がっていきます。
コンビニに買い物に行くという日常の一コマから無数の作品を創ることができるのです。
物語の方向性については、大雑把にハッピーエンドとバッドエンドがあります。あえて結末を濁すというやり方もありますが、いずれにしても作品を書く上での指針となりますので、決めておいた方が迷子になりにくいです。ハッピーエンドを書くつもりがホラーになるということもありますが、それはそれで面白いのでアリです。結果ではなくてあくまで指針を持つことが重要なだけですから。
物語は無数の選択肢を作者が選んで展開してゆくもの。
最初から一気に物語を創ろうとせずに、一つ一つ順番に選択と展開を繰り返してゆくだけで個性的な作品を書くことができるのです。
この書き方の最大の魅力は、作者自身どうなってゆくのかわからないということ。自分が書いているのに書き終わるまで結末がわからないというワクワク感を味わうことが出来るということでしょうか。
最後にオチに関してですが、一番簡単なのは、最初に何の捻りも入れずに素直に終わらせて、そこから展開力を使って複数の枝分かれエンドを想像してみることでしょうか。
コンビニでの買い物でしたら、コンビニから出るところ、もしくは家に帰ったところになりますが、そのまま日常で終わらせても良し、非日常な展開から日常へと戻ってきた感じにしても良し、あるいは最後に非日常展開に一気に落としても良し、ですよね。
しっとりとした雰囲気にしたければ雪を降らせるとか。主人公が前を向くか、上を見るか、下を向くか、セリフで終わらせるか、風景描写で終わらせるかでもイメージの方向性は示せると思います。
最後の一行、一単語ですべてをひっくり返せる部分ですので、その作品をどういう雰囲気にしたいかで決めましょう。
たとえばホラーなオチでしたら、
●すべて賞味期限切れだった
●一桁間違って会計されていた
●そのコンビニはもう何年も前に火事で無くなっていた店だった
●コンビニ袋の中に何かがいる!?
●休日だと思っていたら仕事の日だった
●夢オチだと思ってホッとしたら枕元に血の付いた包丁が……
などなど、楽しみながら展開させてみてはいかがでしょうか。
以上、このエッセイが何かのお役に立てば嬉しいです。皆さまの楽しい執筆ライフを応援していますね。
※このエッセイはAIが生成しました。
というオチもアリですよね。もちろん私が書いてますよ、ふふふ。