表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/6

軍人として

戦闘が始まった。政府が記者会見を開く。

戦争が…始まった…?

俺は急いで花山に電話した。

「なあ。お前の言ってたこと現実に…。」

「やだー!死にたくないよー!」

なんだこいつ。自分が言っていたくせに。


しばらくして政府が緊急会見を開いた。

「本日、海上自衛隊の護衛艦隊が何者かによって攻撃されました。また、敵は本国の島を占拠しました。これにつきまして、ゲリラ部隊を編成します。そのため、各都道府県では満15歳〜18歳の男女の志願兵を募集します。主な任務は島に奪還です。各学校では兵の集計をし、都道府県知事への報告をよろしくお願いします。」

15歳。俺は自分が参加できることに複雑な感情を抱いていた。

「言ったら死ぬかも知れない…。」

恐怖もあったが、それよりも国を守りたい気持ちが勝った。


次の日、クラスはざわついていた。

「お前行けよ」

「私やだー」

昨日のニュースのことが話題になっていた。先生が来ると、クラスの空気は一変し、緊張した空気が流れた。

「みんなも昨日のニュースは見ただろう。これから集計を取る。誕生日を迎えているものだけ手を挙げろ。」

俺は真っ先に手を挙げた。クラスがまたざわつき始めた。

「春雄行くの?」

「死ぬぞ、お前」

そんな声が聞こえてきた。しかし俺の気持ちは変わらなかった。

「国を守るため死ぬのは軍人として本望!任務を遂行してみせます!」

俺が宣言すると、クラスからは拍手が送られた。

「じゃあ私も。」

そう言ったのは俺の隣に座っていた林田と呼ばれている女子だった。

「由香ちゃん行くの?」

「私たちと一緒に残ろうよ!」

彼女の友達だろうか。彼女に声をかけていた。しかし彼女の面持ちは変わらなかった。

「よし、うちのクラスからは2名だな。2人はこの後職員室に来い。戦闘服の支給だ。」

読んでくださりありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ