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異世界ヤクザ  作者: 天川 結
日本の乱暴者
4/6

04:魔法訓練:2

こんにちヤクザどうも天川です。今回は竜生くんが魔法訓練の続きをする話です。どうぞよかったら、最後まで見てください。


訓練所に静けさが漂う。バジルと竜生が向かい合っている。


(な、なんだ……この感じ…先程までの奴とは違う……!なんだ!?)


バジルが竜生の変わったように感じ取り、少し焦る。そのとき、竜生が拳を構えバジルの方へと走っていった。


「ふん!そんな攻撃で俺は倒せないって言ってんだろっ!」


バジルが竜生のことを殴った途端竜生の姿がいきなり消えた。


「なっ……!ど、どこへ……!」


バジルが辺りを見回しても竜生の姿が見えない。


「ここだ。」


「?!!」


竜生はバジルの背後に突然現れたのだ。バジルはかなり驚いていた。


(ど、どうゆうことだ?!瞬間移動魔法か?!いや、あいつはそんな大技使えないはず!一体どうやっ……)


その途端、竜生がバジルの腹にねじれのパンチを食らわせた。そのときバジルの腹がねじれて変化した。


「ぐへぇ!!」


吹っ飛ぶ程のパンチではなかったが、バジルがよろけて、腹を押さえる程のパンチではあった。


(な、なぜ!?なぜだ……?!あのパンチ異常ではなかった!強すぎる!)


バジルが竜生の方を向くと、竜生の蹴りがバジルのアゴを直撃した。すると、バジルがふっとんだ。


「うげぇ!!」


バジルが地面に強く着地する。地面にいるバジルの胸ぐらを掴み睨みつけ、壁へと思いっきりぶん投げた。


(す、すごい…!ヤクザってこんなに力がでるのね!)


壁に埋まったバジルは、竜生に魔法をいくつか放つ。


「く、くっそぉ〜!調子に…乗るなー!喰らえ!直線雷(ラインサンダー)


だが、竜生は魔法をしかも、大アルカナ魔法を軽々と避けてしまった。


「くそっ!くそっ!」


同じ魔法を繰り返すバジルだが、竜生には軽々と避けられてしまう。

やがて竜生はバジルの元に着いた。

バジルはその威圧に足に力が入らなくなりますその場に崩れ落ちた。


(やばい…!このままだとおれ……俺は…!)


竜生が殴りの構えに入るとバジルは思いっきり目を瞑り神に祈った。

しかし、竜生は殴りかかったのではなく、バジルに謎の液体が入ったビンをバジルに渡した。


「……え?」


その瓶は、回復薬の入った瓶だった。


「ほら、これ多分回復の薬だろ?受け取れ。」


竜生はバジルに回復薬を渡して両手をポッケに入れて去っていた。バジルが立ち上がり竜生に質問した。


「ま、まて!なぜお前は俺にトドメを刺さない!」


竜生はピタリと止まり。バジルに言い返す。


「俺は悪いやつはぶちのめす。……だが、お前は良い奴だ。1人前の魔術士になれよ。」


と、竜生はバジルに手を振って去ろうとしたが、


「待ってくれ!俺はお前に喧嘩を売った!悪いやつだろ!どう考えても!」


竜生はまた止まりため息をついて、バジルの方へ振り返る。


「はぁ、エステスの姉御が育ててる魔術士にぃ!悪いやつはいねぇ!みんな心の優しい人間だ!だから俺はお前にトドメを刺さなかった!」


その言葉を聞いてバジルはポカンとしていたが、すぐにハッとして、立ち上がった。


「魔法の書なら……その扉をでた先の右から4番目の扉が図書室だ。そこにある…」


バジルはそう言うと振り返り、ほかの魔術士達に練習に戻るぞ。と言い練習を再開した。そのころエステスと竜生は……


「……ねぇ、竜生?」


エステスが竜生の方を見る。


「あの回復薬って……私が腰に付けてたやつだよね?」


竜生はそうですよ。と頷く。


「なんであれが回復薬ってわかったの?」


と、聞くと竜生は城を目指してる時の話をしてくれた。


ーー回想ーー


エステスが先頭で歩いている時に腰に付いていた瓶が1つ地面に落ちた。


「エステスの姉貴!これいいんですかい?」


と、竜生は質問したが、竜生の声は聴こえてるように見えなかった。試しに竜生が拾って匂いや味を確認すると、今まで困っていた腰痛が治ったのだ。


ーー現在ーー


エステスは頷きながら聞いていた。


「なるほどねぇ……つまり、その残ったのをバジルに渡したわけね。」


そうそう。と竜生は頷く。


「あ。着いたわよ!ここが図書館。中々広いの。魔法の書以外にも気になったら見てってね。」


そういいエステスは魔法の書がある棚へ竜生を招いた。


「これが魔法の書か……随分と厚いな。」


その本の厚さは、某小学生向けコミック雑誌3冊分の厚さだった。


「そうね……小アルカナ魔法から大アルカナ魔法が全て載ってるからねぇ……」


と、竜生は魔法の書を抱えて再びエステスと魔法訓練所に向かった。


「エステスの姉御ぉ。」

「なぁに?竜生。」


エステスが竜生の方に振り返る。


「俺。エステスの姉御の魔法の訓練しながらこの本読んで学習するっす。」


そうゆうことを平気で言ってくる竜生に少し驚いた。


「竜生……それ全部読み切れるの?」


と、できるのかよ?という顔で竜生を見た。


「はい。多分読めます。あと4日もあるので。」


エステスはホントかよというそこし不安のある顔を見せた。


「ほら。早く訓練しましょうぜ!」


竜生が休憩所の机に本を置いて腕を組み言った。


「あ、あぁ、そうね!早速始めましょう!」


エステスがこっちこっちと手招きをして訓練が始まった。


こうして竜生はエステスと、魔法の書で魔法を磨き上げた。あと、少しばかりだが、武術も習った。


リヴァイアサンと対決の日まであと、一日となった日に竜生は城の客室で暗い部屋。机の電気を着けて魔法の書で必死に勉強をしていた。


廊下からはパジャマ姿であくびをしながら、歩いてくるエステスの姿があった。

エステスは竜生の部屋から電気が付いていることがわかった。エステスは少し覗いて見ると。竜生が必死に勉強している姿を見て、ニコッと笑うのだった。


決戦当日。こちらの軍はエステス率いる魔法師軍団総勢60名ガリレオ率いる槍剣士シリアス軍総勢120名そして、赤松竜生。


対して相手は、上級悪魔総勢40体通常級悪魔総勢130体そしてリーダーのリヴァイアサン。


「ふふっ見る限りこちらの方が軍勢が多いようですね。大丈夫でしょうか?」


リヴァイアサンが笑いながら言った。


「くっ…!確かにこっちの軍勢はすくないわ。だけどこっちには勇者がいるの!竜生!」


竜生が奥から出てきた。


「あら、この人が勇者ですか?見た目は強そうですね。」


リヴァイアサンが、竜生達に言う。


「おい!俺らの軍ナメとったらあかんぞ?おぉ?姉ちゃんよぉ?!」


竜生が下から睨みつけた。


「ふふっ!まぁ、いいわ。さっさと始めましょう?」


リヴァイアサンが、構えの体制に入る。


「おうよ。上等じゃ……」



いかがでしたか?いよいよ決戦が始まりますよ!楽しみに待っていてくださいね!

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