月と天女
《もみじ家パーティーにて》
「うわっ…これ美味……こっちも……こっちも……」
「外島!!食い過ぎだよ!!」
「だってもみじ家の食事ってテレビで見ててすっごい美味しそうで…あっ!!かわいこちゃん!ちょっと行ってくる!!
「えっ??ちょっ!!……このクソ眼鏡め……
それにしてもすごい人混みだな……
とりあえず庭にでるか………
……?!…今なんか誰かに見られていたような……
気のせいか…」
(庭にて)
「ここなら静かでいいな」
ピュ~キララララン
「おっ、流れ星か……
そういえば小さい頃,母さんが言ってたな。
流れ星は人の願いを叶える為に消えていくんだって…」
ピュ~キララララン
「僕の願いは……
君に…天女の君に会いたい…」
ピュ~キララ…ドッシャーン!!!!!!
「うわっ!?ついに流れ星が地上におちてきたか?!
あっちだ!!行ってみよう!!」
タッタッタッタッタッタ…
「いったぁ~い…」
「君大丈夫!?」
「大丈夫です、ありが……」
♪BGM)One more kiss/松任谷由実
「あなたは…」
「君は…この前の天女の君」
「どうしてここにいるの??」
「ちょっと散歩しててね。君は??」
「…あ…あたしは………ちょっと飛ぶ練習を……」
「なにそれ??笑」
「いいの!!気にしないで!!」
「…君、面白いね」
「よく言われる♪」
「僕、君のそういう所好きだな」
「…えっ??」
「…あっ…いや…そういう事じゃなくて…その……」
♪キンコンカンコ~ン
『迷子のお知らせを致します。
坊主頭で半袖半ズボンの魚介類系のお客様,お連れ様がお待ちです。1Fサービスカウンターまでお越しください。』
♪キンコンカンコ~ン
「くそ…あの馬鹿…」
「あなたなの??」
「…多分笑。僕の友達馬鹿だから」
「行っちゃうの??」
「……(マグロ、かく子を抱きしめる)」
「…?!」
「また会える日までの充電さ♪
じゃあまたね!!」
タッタッタッタッタッタ…
「…うん!!
……行っちゃった…
はぁ…何だろうこの気持ち…
胸がドキドキする。
……う~ん、いけずぅ~♪
あっ、早くしないとお姉ちゃんに料理全部食べられちゃう~」
タッタッタッタッタッタ…
ガサガサ…ガサガサ…
「浜辺君を奪おうなんて
一億年早いんだよ。
私の力、思い知るが良い。」