1/1
既に、空想の虜
引っ越して、新しいご近所の友達に馴染めずにいました。仲が良い兄も成長し、一緒に過ごす時間が減りました。一人遊びになり、この頃から、空想の世界に浸りました。
四歳、五歳の頃の思い出。
デパートの呉服売り場。
母と叔母がずーっと見ていて。
わたしは、しゃがんで、ジーっと待ってた。
おもちゃ売り場や、レストランの記憶はない。
遊ぶと言えば、家でリカちゃん人形で遊びながら、物語を作ること。
この頃から、空想の虜になった。
リカちゃんのママ、お友だちのいづみちゃん、ボーイフレンドのわたるくん。
きせかえながら。バレーボールの試合をさせている、空想もした。
その頃、サインはV、アタックNo.1が好きだった。
幼稚園に入るまで、ひたすら空想して遊んだ。