安宅一希と関悠斗
安宅目線―――
「おはよう。今日はあいついないのかよ。」食堂で話しかけてきたのは、3年B組桜木班の関。小学校からの幼馴染で親友だ。人と群れないで有名だが、相部屋だし、だいたい小早もいれて三人でご飯を食べている。
「おはよう、関。関が小早の心配するの珍しいね。副作用らしいよ。」
「ふーん。結果発表は今日なのについてないな。」
「まぁ不合格はないだろうし、大丈夫でしょう。」
「そうか。安宅は飯の前に結果見に行かないのか?」
「うーん。なんとなく結果分かってるし、見に行かなくても―――」
「安宅、首席おめでとう!お!関は二位惜しかったな。」
「ありがとう。…ほら、誰かが教えてくれるでしょ?」
「お前…本当に首席の自信あったのか。」思わず関の箸が止まる。
「当たり前じゃん。首席で卒業すれば、どこの軍でも小隊長として好きな人とチームが組めるんだよ。関と小早と三人でチーム組むのが夢だって言ったじゃん。」
「そうだったな。」と深く追求せずにご飯をかきこみ苦い顔の関。首席と二位がご飯を食べているといろんな人に声を掛けられ、関は一段と苦い顔になる。
「まさか、小早がそんなすごいやつになるとはな。」
「ね、あんなにちっちゃい子だったのにね。」




