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ミエザルモノ

作者: 舞端 有人

私はいつも貴方の側にいる。

貴方が落ち込んでいる時も、笑っている時も、どんな時だって貴方の側にいる。

だけれども、貴方は私の事に見向きもしない。いや、貴方は私を見る事ができない。

私から貴方を見る事が出来たとしても、その逆はあり得ない。

どれほどまでに私の事を必要としたとしても。

だけど、私は貴方の為に側にいる。貴方は私がいないと何も出来ないから。だから貴方が苦しい時に私を求めてくれれば私はいつだってそれに応えるし、どんな時にも私は居る。

貴方が高い所にいる時は私との繋がりは薄くなってしまうけれど、それでも側にいる。

この星の下にいる限り、私はいつでも貴方の側にいる。

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