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異世界帰りの勇者、フルダイブMMORPGゲームでも勇者として無双する~やりたい放題チートしやがって?ただの地力ですがなにか?~  作者: まんじ(榊与一)


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第23話 昼食

「さあ召し上がれ」


ボスを倒した後、昼飯時って事で俺は芽衣と一緒にログアウトする。

そして母親が用意した食事を、母と弟妹三人と一緒に取る事に。


テーブルに並んでいるのはステーキやらグラタンやら、見るからに高そうなラインナップの数々だ。

これを彼女一人で作ったんなら、大したものである。

まあ使用人とかいるので、流石に下ごしらえとかはその人たちがしてるんだろうが。


「頂きます」


「頂きます」


「いただきまーす」


「はらへったー」


飯はかなり美味かった。気になったのが、終始無言で食事をとってる事ぐらいだろうか。

玲音は兎も角、大河や、基本良くしゃべる芽衣ですら静かに食事している。

家族の食卓と言えば明るい会話の下ってイメージがあるんだが、この家では違うよう

だ。


こういうのを、教育が行き届いてるって言うんだろうか?

まあ上流階級っぽいから、庶民とは違う訳だ。


俺がいるからって可能性……は、ないか。


そもそも、直前まで芽衣とは親しくしてたしな。

ゲームの中で。

よそよそしかったのなら兎も角、彼女まで静かに食事してる理由が付かない。

なので教育で間違いないだろう。


食後にコーヒーが配られる

芽衣だけはジュースだ。

ストロー付きの。

お子ちゃまだからな。


「凄く美味しかったよ」


「口に合ったようでよかったわ」


母親は嬉しそうだ。


「お母さんの料理は天下一品だもんね!」


「ははは、違いない」


「そうだそうだ!聞いてよ!翔お兄ちゃん凄いんだよ!」


芽衣が、AWであった事を楽し気に話し出す。

身振り手振りを交えて。


「へぇ、勇者ねぇ」


「うん!翔お兄ちゃんはアルティメットワールドの天才だよ!」


天才というよりかは、俺だけ勇者の力を使ってるので、どちらかというとチーターに近い。

が、まあ些細な事だ。

運営と思わしき超越者が、ペナルティ有なら使ってもいいよと実質許可出してる訳だしな。

駄目なら、そもそも完全に使えない様にしてるはず。


「目指せアルティメットワールド制覇だよ!ね!お兄ちゃん!」


「ああ、まあそうだな」


物凄く馬鹿っぽい目標だが、俺は真面目にそれを目指す事となる。

神とやらと邂逅せんと行かんからな。


「ははは、大きく出たもんだ。ゲームのプロにでもなるつもりかよ」


「どうだろうな」


AWでゲームプロが成立するかは怪しい。

資質による特殊クラスとか、全員が同じ土俵でやってる感じじゃないからな。

明確に個人差のあるゲームを、公正な競技にするのはどう考えても無理がある。


「プロは兎も角……ギルドの動画がバズッてくれれば、しばらく遊んで暮らせて助かるんだがな。今無一文だし」


「翔。お金の事は心配しなくていいのよ」


有難い言葉だが、母親の言葉を鵜呑みにするつもりはない。

どうせなんか月かしたら『あんたいつまでだらだらしてるの!働きなさい!』って言いだすのが目に見えている。


なにせ、延々ゲームしまくる訳だしな。

誰が好き好んでダメ人間を養うと言うのか?


「そう?まあいつまでもって訳にはいかないから……まあ警察から金のインゴットが返って来るまではお願いするよ」


インゴッドを一つ売れば、ゲームの筐体(カプセル)買った上で当座の生活費ぐらいにはなるはず。

結構でかいインゴットだからな。

そこからは動画の収益に期待って感じである。


まあ刻印が無いから、適正価格では……と言うか売れない可能性もあるが。

その時はその時で考えるとしよう。


まあ何事も状況次第だ。

最悪、RMTで金を稼ぐって手もある。

少しレートが気になるが、それで生計を立ててる奴もいるそうだからな。

やって出来ない事はないはず。

無双できる訳だし。


まあゲーム内の装備を蔑ろにしていいかわからないから、最後の手段ではあるが。

装備の効果が強力なら、貧乏装備じゃ不味いかもしれんからな。

トップに立とうと思った場合。


「金のインゴットぉ?無一文なのに、なんでそんなもん持ってるんだ?しかも警察に取り上げられてるとか」


大河と玲音が、俺に白い眼を向けて来る。

まあ一般人は金のインゴットなんて普通持ってないし、更にそれが警察に持ってかれてるとか犯罪臭しかしないからな。

当然といえば当然の反応だ。


「両親からの遺産だよ、遺産。うちの親は現物派だったのさ。まあ管理がずさんで刻印が削れてしまってたから、そのせいで警察に疑われただけだ」


若干苦しい言い訳な気もするが、まさか異世界から持ち帰って来たとは言えんからな。

しょうがない。


「あやしいなぁ、おい」


「怪しくないよ!翔お兄ちゃんは選ばれた勇者なんだよ!悪い事する訳ないじゃん!」


芽衣は勇者に変な幻想を抱いてるな。

まあ子供だからしょうがないか


勇者なんて物は、基本戦闘マシーンである。


如何に効率よく敵を殺しまくるか。

求められる最大のポイントはそこだ。


冷徹な強さこそ正義。

優しいだけの軟弱ものに勇者なんて務まらんよ。


「ったく、子供かよ……って、そういや芽衣はお子ちゃまだったな」


「ふん!大河お兄ちゃんだって全然子供じゃない!」


「もっともだな。お前もいつまでもボクシング何てくだらないお遊戯をしてないで、そろそろ真面にしたらどうだ」


「うっせぇ。俺は世界チャンプになるんだよ。黙って見とけ」


どうやら大河はボクサーの様だ。

やり取り的に、成功の芽はまだ出てなさそうだが。


しかしボクシングか……


いきなり世界戦やらせてくれるなら、俺もボクシングするんだがな。

チャンピオンになれば結構な金も入るだろうし。


なんかこう、飛び入り参加で金になる様な物があるといいんだが……ま、ないか。



拙作をお読みいただきありがとうございます。


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