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義姉曰く、私は悪役令嬢を断罪するヒロインらしいのです  作者: えんどう豆
本編

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8/12

8.__曰く



聖女ビビ

王国史上、最も強い力を持つ聖女


彼女の側にいる人間は、その強大な力の影響により、キセキを分け与えられたと言う


寒さに強い者

熱さに強い者

皮膚が厚く、丈夫な者

自己治癒力の高い者


中には『原作』と呼ばれる不思議な記憶を得た者もいたと言われているが、真偽は定かでない


また、彼女はキセキを行使するのみに留まらず、犯罪被害者の支援や、児童保護施設の設立、精神疾患の周知など、幅広い活躍を見せている


現在では義務化されている幼少期の定期健康診断

これもまた、彼女と有志により行われていた無償の定期診察会が始まりである


当時の王家は、彼女に惜しみない支援を行っていた

それが彼女の活躍を後押ししたことは、言うまでもないだろう


そうして聖女ビビは、その功績により今もなお、多くの人々を救い続けているのだ











『悪役令嬢が前世の記憶を思い出し、改心し、最後はハッピーエンドを迎える話』

の悪役令嬢が許されなかったパターンの話でした。


読み返すと、リアーナが可哀想に感じる方もいるかも?と思いましたが、どうでしょうか。


いつか番外編としてリアーナ目線での話も書きたいなと思いつつ……

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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― 新着の感想 ―
いじめたことではなく、断罪されることを反省しているっていう視点がなるほどな!って思いました 性根が同じならそうなるかぁ、と。 本気で反省した強盗犯が、最後には自ら死刑を受け入れたという実際の話がありま…
ビビの敵たちの利己的な態度が全ての元凶ですね、自業自得。そんな人たちでよく爵位なんて持ってたなぁ〜不思議。
7年は長いよなあ…それはもう、虐待の恐怖が染みついてしまって、義姉がよくわからない予言?妄想?的なことを言い出したらとりあえず従いますぶたないでください(そして早く離れたい)ってなるのは、当然だなと思…
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