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セフレはお友達に含まれませんか?  作者: 暦海
第1章

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二日目

 ――翌日、文化祭二日目にて。



「――お、おかえりなさいませお嬢さま!」

「……う、うんただいま……うわぁ、ほんとにめっちゃ可愛い」

「……あ、ありがとうございます」


 昨日と同じくメイドカフェと化している二年B組の教室にて、昨日のようにたどたどしくお客さまをお迎えする僕。……その、大変恐縮です。


 ところで、未だたどたどしくはあるものの、二日目ともなれば流石に昨日よりは慣れてきたような感覚もあって。もはや、オムライスを見ずとも的確な位置に綺麗にハートを描けるようになって……うん、使う機会あるかな? 今後。



 ともあれ、本日もしばしご奉仕――そして、昨日と同じくらいの時間に休憩へと入る僕。申し訳なく思いつつも賑わう教室を後にし、廊下を少し歩いた辺りで映ったのは萌黄色の髪を纏った鮮麗な少女。そして――



「――それじゃ、行こっか三崎みさき

「……はい、桜野さくらのさん」





『……ねえ、三崎。急で悪いんだけど……もし、まだ誰とも約束とかなかったら、明日あたしと回らない?』

『…………へっ?』



 昨日さくじつ、宵の頃。

 自室にて、頗る楽しかった文化祭一日目に想いを馳せていると、ふと響いたコールの音。白河しらかわさんかな? そう思いつつスマホを取り画面を見ると、表示されていたのは何と桜野さんのお名前。間違い電話、とまでは流石に思わなかったけど……それでも、やっぱり驚きつつ応答ボタンを押しスマホを耳へ。そして、挨拶もそこそこに上記の言葉が届いたわけで。


 さて、約束についてだけども……うん、何もない。僕としては二日目も白河さんと回りたかったし、嬉しいことに白河さんもそう思ってくれていたみたいだけど……残念なことに、二日目は休憩時間が全く被っていないようで……まあ、仕方ないよね。そもそも、一日だけでも一緒に回れたのが幸運なくらいだし。……なので、二日目の約束は何もないということで。



 ……だけど、正直のところ迷った。いや、想い人からのお誘いなのだから一も二もなく快諾する以外の選択肢なんてない。ないの、だけども……ふっと脳裏に浮かんだのは、二人の顔。クラスメイトの男の子と、後輩の女の子――どちらも、僕にとって大切な友人である二人の顔が。……それでも――


『……はい、もちろんです桜野さん』


 そう、悩んだ末に答える。桜野さんと一緒にいられるのが嬉しいから――という理由も決して否定は出来ないけど、それ以上に……ここは、決して断ってはいけない――どうしてか、そんな直観が脳裏を貫いたから。




 

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