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セフレはお友達に含まれませんか?  作者: 暦海
第1章

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決意

「――いやーほんとビビったわ。途中から、なんか会話に入ってこなくなったと思ったら……くくっ、いやほんとビビったわ」

「……その、ほんとに申し訳ありません」

「いや、いいって。ただ面白かっただけだから。ちょっとイジりすぎたな、りぃりぃ」



 それから、しばらく経た夕暮れ時。

 旅館のお部屋にて、ベッドに腰掛けそう口にする笹宮ささみやくん。言葉の通り楽しそうなご様子なので、そこはほっと安堵なのだけど……うん、ごめんなさい。


 さて、何の謝罪なのかというと――鴨川でのんびりしていた中、事もあろうにいつの間にやら眠ってしまっていた件についてで。……うん、我に返った瞬間、ほんと血の気が引いた。だけど、お二人とも可笑しそうに微笑みおはようと言ってくれて……うん、ほんとごめんなさい。





「いやー今日も楽しかったなぁ三崎みさき! それに、今日は時間もたっぷりあったし」

「そうですね、笹宮くん。昨日もとても楽しかったですが、今日はいっそう充実していたように思います」

「そうだな、特に鴨川とか?」

「……そ、それはもういいじゃないですか」



 それから、数十分経て。

 そう、揶揄からかうように尋ねる笹宮くん。まあ、楽しんでくれてるなら何よりだけども。

 さて、今いるのは昨夜と同じく露天風呂。燦然と星の瞬く澄んだ空を見上げながら、心地の好い温かなお湯に浸っているわけで。



 その後も、他愛もないお話に花を咲かせる僕ら。もちろん、笹宮くんが会話をリードしてくれているからなのだけども……それを含めても、こんなにも言葉を紡げている自分に我ながら本当に驚きで――



「……なあ、三崎」



 すると、ふとそう口にする笹宮くん。先ほどまでとは違い、少し改まった様子で。その様子からも、何を言おうとしているのか大方察せられる。それは、きっと昨日言おうとしていたことで――


 すると。深く呼吸を整える笹宮くん。そして、少しの間があった後、じっと僕の目を見つめ言葉を紡ぐ。



「……俺、灯里あかりに告白するよ」






 

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