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セフレはお友達に含まれませんか?  作者: 暦海
第1章

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24/122

アルバイト

「……あ、ありがとうございました! またお越しくださいませ!」

「ふふっ。うん、また来るね奏良そうらくん」

「またね、奏良くん」

「は、はいお待ちしております!」



 それから、数日経た休日――柔らかな陽射しが窓から差し込む、麗らかな午後三時の頃。

 そう、カウンターの後ろからたどたどしく挨拶をする僕。そして、そんな僕に少し可笑しそうに微笑み答えてくださるお二人の女性。近くの大学に通っているとのことで、当店にしばしば足を運んでくださる、いわゆる常連の方々で。


 さて、今いるのは『喫茶 SHUNA』――住宅街の路地裏にひっそりと在する、素朴な和の雰囲気が心地の好い古民家カフェで。




「ふふっ、今日も人気だったね奏良さん」

「……へっ? いえそんな僕なんて人気ひとけもなければ人気にんきもなくて――」

「うん、別に上手いこと言えてないからね?」



 それから、数時間ほど経た夕暮れ時。

 それぞれ閉店の作業をしつつ、悪戯っぽく微笑みそう口にする可憐な少女。だけど、僕の返答には少し呆れたように……うん、そうなるよね。別に上手いこと言えてないし、そもそも人気ひとけの使い方もおかしいし。

 さて、彼女は嶺井みねい秋奈しゅうなさん――私立の進学校、西添にしぞえ高校の一年生で、このカフェを経営する嶺井夫婦の娘さんで。


 そして、ほぼ説明不要かもしれないけど――高校入学ほどなく、僕はこの素敵なカフェにてアルバイトをさせてもらっていて。

 



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