表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
102/125

どんなご用事?

「――みんなお疲れ! また明日も頑張ろうね」

「うん、お疲れ〜」



 それから、数時間経て。

 そう、パンと手を叩き告げる中山なかやまさん。そして、そんな彼女にそれぞれ笑顔で答える皆さん。……うん、皆さんお疲れさまです。

 ところで、今更ながら中山さんはクラスのムードメーカー的な存在で、この文化祭の準備では率先してクラスを引っ張ってくれていて……うん、こういう人がいてくれると本当にありがたい。僕にはまず無理だし。



 その後、ほどなく教室を後にする僕。少し先に終わったらしい白河しらかわさんをあまり待たせるわけにもいかないので、少し足早に昇降口へと――



「――すみません、三崎みさき先輩。今、少しお時間いいですか?」


「…………へっ?」



 ふと、後方から僕を呼ぶ声。それは、確かに覚えのある声……なの、だけども――



「……はい、もちろんですけど……どうかなさいましたか? 弓島ゆみしまさん」


 そう、戸惑いつつ尋ねてみる。……えっと、どうしたのだろう。ここは三階――基本的には二年生のフロアであり、学年の異なる彼女と偶然会うことは絶対とは言わないまでもほぼないかと。なので、恐らくはわざわざ僕に会いに来たのだろうけど……でも、そこまでしていったい僕にどんなご用事が――



「……その、次の休日とかって空いてますか?」


「…………へっ?」






 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ