Ⅷ エルフの行方
エルフの里が滅ぼされ、残されたエルフたちは神国へと歩いていく。
そして、エルフたちが神国の近くの森まで着くと、、、
さして、リーフがエルフたちに会う。
エルフの里が滅んで5日が経った。
そして、生き残ったエルフたちは神国へと向かっていた。
「はぁはぁ、神国まであとどれくらいじゃ?」
「わ、わかりませんがもう少しだと思います。」
「その、もう少しがどれくらいか聞いておるんじゃ、皆、限界が近いのだぞ。」
「そんなことを言われても、、、」
「あなた達ここで何している?」
「!?だ、誰だ!!」
「私は、神栄騎士 サルタ・モールットだ、お前たちは誰だ?」
「わ、私たちは、エルフです。」
「エルフ?どうしてここにエルフがいる?」
「それは、、、」
「里が滅ぼされたんじゃ!!勇敢なる戦士は皆もう、、、」
「そうか、ならば、我々の国に来るとよい、ちょうど、「リーブァ・ワスレナ教」の三聖女にエルフの人がいるぞ。」
「「リーブァ・ワスレナ教」?何じゃ?それは?」
「おや?知らないのか、まぁ、鎖国状態では無理もないか、とりあえず、ついてこい。」
サルタがそう言い、エルフたちを連れ、神国へと歩いていく。
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そして、門に着いた。
「お疲れ様です!!サルタ隊長!!後ろにいる者たちは?」
「エルフの里から逃げてきた、難民のエルフだ。」
「そうでございますか、リーフ様を呼んでまいりますか?」
「そうだな、そうしてくれ。」
「は!!」
門番の一人が走っていく。
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そして、門番がリーフたちが住まうところに着き、扉を叩く。
コンコン 「リーフ様!!居りますでしょか!!」
「ん~、何?」
「おや?もしかして、睡眠中でしたか?それは、申し訳ございません。」
「う~ん、で、何の用?」
「実は、エルフの里から来たという、エルフたちが来ておりまして。」
「、、、そう、、、ちょっと待ってて。」
「かしこまりました。」
リーフがそう言い、中に戻る。
「どうしたの?リーフ?」
「クノレ、カレア、一緒に来て?」
「どうして~?」
「逃げてきたエルフたちが来てるんだって、それで、、、」
「そう、ついていこう?カレア?」
「それもそうだね~、いいよ~。」
「、、、ありがと、、、」
リーフがお礼を言い、三人は一緒に着替え、家から出てきた。
「お待たせしました、行きましょう?」
「おや?どうして、クノレ様とカレア様まで?」
「リーフがついてきて~っていうから。」
「そう言うことですか、かしこまりました。」
騎士がそう言い、三人を案内する。
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「サルタ隊長~、リーフ様をお連れしました~。」
「おぉ、リーフ様、カレア様、クノレ様、ご無沙汰しております。」
「サルタ、膝なんてつかなくていいよ。」
「そうそう!!気楽にいこうよ~。」
「はぁ、カレア、今は人前です、きちんとしてください。」
「ぶ~。」
「相変わらずですね、カレア様。」
「甘やかさないで?サルタ、それより、エルフたちでしょ?」
「そうでした、こちらにいるのがエルフたちです。」
「、、、あなた達、、、」
「ひ、久しぶりじゃの、、、」
「あなた達は難民、住まう土地を失ったものです、よってこの国で暮らすことは許します、ですが!!何か困ったことがあった際は、サルタに申し付けるか、神栄騎士に言ってください。」
「リーフ様?」
「サルタ、今はだめ。」
「カレア様、、、かしこまりました、エルフたちを住居に案内いたします。」
「それでしたら、私たちが案内しますので、サルタ隊長は聖女様についてください。」
「そうか、わかった。」
そう騎士がそう言い、エルフたちを連れて行った。
「リーフ様?大丈夫ですか?」
「うん、ごめんね、サルタ。」
「そうだよ~、怖かったよ~、リーフ。」
「そうね、あの子も、あんたもエルフたちが嫌いなのね?」
「私を助けてくれたのは、あの人だから。」
「そう、そう言えば、カレアはどこに行きたいの?」
「あ!!そうだ!!最近できた、スイーツ屋さんに行こ?」
「スイーツですか?カレア様?」
「そう!!スイーツ!!クノレとリーフも行くよね?」
「どうせ、行かないって言っても、連れて行くんでしょ?」
「もちろん!!それに、気分が落ちてるときは甘いものをでしょ?」
「うん、食べようかな。」
「だって?サルタは?」
「はぁ~、わかりました、行きましょう、ですが、食べ終わったら仕事をしていただきますよ?」
「は~い。」
そう言い、四人は新しくできたスイーツ屋に歩いていった。
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