Ⅴ 勘よきものよ
翌日の朝になり、リーフが朝早く起き、教会に行っていた。
そこであったものは、、、
リーフの勘が警告を、、、
翌日になり、朝を迎えた。
「ん~、おはよ~。」
「うん、おはよう、カレア。」
「あれ?リーフは?」
「リーフなら、薬草を集めるって言って先に出てったよ。」
「え!?珍しい~、朝をおきるの遅いのに。」
「ねぇ~、珍しいよね、本当に、、、」
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
リーフは、教会に来ていた。
「、、、本当に、あなたは敵なんですね、、、ご主人。」
「え!?よく気が付いたね~、だいぶ気配消してたのに、で、僕になんか用?」
「そうですね、、、あなたは、どうして、私たちの補助をするのです?」
「ん?それは、君たちを英傑にしようとしてるだけ、ほら、前も言っただろ?僕は君たちに重荷をかせるって、だからさ。」
「違うでしょ?あなたは、私たちを使って「ゼフィサス」様を復活させようとしているのでしょ?」
「、、、やっぱり、お前は騙せねぇか、、、まぁ、半分は正解かな?だけど、お前でも俺の腹の底までは覗けないのな。」
「、、、あなたの腹の底は分かりません、それに、私の本能が叫んでるんです、あなたの真実を知ってはならないと。」
リーフは、そう、冷や汗をかきながら答えた。
「あっそ、それは、だいぶいい勘だな、まぁ、俺からの補助はありがたく受け取っとけよ?これも、俺の計画の一部なんだからよ。」
「そう、、、ですか、、、それと、クノレとカレアには会わないのですか?」
「う~ん、会ってもいいけど、なんか計画が壊れそうだから、会わないんだよ、それと、ほれ、これもってけ。」
アズラーがそう言い、革袋を投げ渡した。
「?これは、、、」
リーフが不思議そうにその革袋を開けると、中には薬草が入っていた。
「どうして?」
「お前は、二人に薬草を取ってくるって言ったんだろ?だからよ。」
「あ、ありがとうございます。」
「おう、それじゃ、俺はこれで。」
「最後にいいですか?」
「ん?なんだ?」
「実は、聖国の情報が取れてないんですよ。」
「、、、お前、どうやって、、、」
「それは、秘密です、ですが、最後に受け取って情報は、「雷光に、」でした、何か知りませんか、、、」
「、、、世界には、知らなくていいこともある、だから、気にするな、リーフ。」
「!!で、ですが、、、」
「リーフ、やめろ。」
アズラーがそう言うと、教会に冷気が漂う。
「!?わ、わかりました、それでは、失礼します。」
リーフはそう言い、足早に去っていった。
「あぁ、よかったのですか?あんなに威圧をして。」
「ん?そうだな、やりすぎたかもな、でも、あれくらいしないとあいつはきっと、探しに行くだろうしな。」
「そうですか。」
「お前も、昨日、クノレに会っただろ?」
「、、、気づいていたの。」
「当たり前だろ?お前らの行動は全部見えてんだよ。」
「、、、怖いですね。」
「ははは、安心しろって、お前ら全員が暴走したら、俺が止められるように見てるだけだからよ。」
「、、、そうですか。」
「では、私はこれで失礼します。」
「おう、お前も頑張れよ。」
「ふふ、ありがとうございます。」
「零望」があいさつをし、姿を消した。
「よし!!それじゃ、俺はエルフの里を襲いますか!!」
アズラーがそう覚悟を決め、エルフの里まで飛んで行った。
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