Ⅳ 覚悟を
ヒナツが「炎霊」だったという真実を知った三人は宿へ戻った。
夕食を食べ、眠りにつく、しかし、クノレは眠れず、、、
そこであったのは、、、
宿に帰ってきた、三人。
カレアが口を開く。
「、、、た、ただいま~。」
「あ、お帰りなさい、どうしたんです?」
「色々とあってね~、まぁ、気にしないで?」
「え、あ、はい、わかりました、ちょうど夕食ができましたので召し上がってください。」
「ほんと?ありがとう、食べよ、リーフ、クノレ。」
「、、、ん?うん。」「ん。」
そう返事をし、夕食を食べ、部屋に戻った。
「、、、クノレ、どうしたの?」
「どうしたって?何が?」
「なんかピリピリしてる感じだし、なんかあったのかな~って。」
「そう?そんな感じだった?リーフ。」
「うん、そんな感じだった。」
「それはごめん、何もないよ、カレア。」
「ほんと?それなら、、、」
「ほら、もう夜も遅いし、寝よ?」
「う、うん、おやすみ、リーフ、クノレ。」
「うん、おやすみ。」「ん。」
カレアがそう言い、眠りに落ち、リーフも布団をかぶった。
「、、、寝たかな?少し、夜風にあたってこようかな。」
クノレはそう言い、外に出た。
「ん~、気持ちいい~。」
「ふふ、いいの?こんな夜中に外にいて。」
「、、、誰?あなた。」
「あら?今日の昼くらいに会ったでしょ?」
「、、、ヒナツちゃんを止めるように命令をした人?」
「そうよ、やっぱり、覚えてるじゃないの。」
「、、、どうして、ここに?」
「ん?私は、ただあなたが困ってそうだから来たのよ?」
「私が、、、困っている?何を言ってるの?」
「あなたは、あの二人よりも感受性が高いのでしょ?だから、「炎霊」の境遇を聞いて、それを想像して、敵だと認識できなかったのでしょ?」
「、、、、」
「図星ね、あなた、聖女に向いてないわよ。」
「!!あなたに、、、あなたに!!何がわかるの!!」
「わかるわよ、私は、この前まで聖女だった、でも、「炎霊」が言っていた人に会って、その目的に納得してこうして、あなた達の敵になった。」
「、、、、!!」
「でも、私は後悔をしていない。」
「!!どうして、、、」
「どうして?そんなものは簡単よ、それが私が選んだ運命だから、それは神にも邪魔をさせない、それは私が選んだこと、これは世界の意志じゃない、これが私の意志、そこに理由を求める必要はない、たとえ、相手が自分より弱かろうと、強かろうとその障害は取り除き、踏みつぶし、消し去る、それは聖女であった時でも変わらない、これが私の覚悟、運命だから、後悔なんてものはない。」
「貴方は、、、あなたは、強いのね、、、」
「いいえ、私は弱いわ、だから、助けられたし、今も助けられてる、だから、私はこの運命を受け入れ、私の意志を突き通すの、それが、私の恩返しだから。」
「、、、ありがと、、、」
「ん?何の話?私は自分の覚悟を喋っただけよ。」
「そうね、、、あなたは、私にあなたの話をしてくれただけよね、、、」
「さぁ、今日は冷え込むわよ、早く帰りなさい。」
「えぇ、そうするわ、、、」
クノレがそう言い、宿へと帰っていった。
「、、、よろしかったのですか?お嬢様。」
「何が?」
「昔の話と言いながら、ご友人に自分の話をして。」
「いいのよ、あれで気が付いたのであれば、それでいいのよ、気づいたとしても覚悟は決まってそうだし、大丈夫よ。」
「そうでございますか、かしこまりました、お嬢様、では、帰りましょうか、今夜は冷えるのでしょ?」
「!?ふふ、そうね、そうするわ。」
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