Ⅲ 少女の、、、
ヒナツが、三人を教会まで案内をした。
そこで、ヒナツは、、、
それを止めたのは、、、
「ほら!!こっちだよ、お姉ちゃんたち。」
「待ってよ~、ヒナツ~。」
「元気だね、あの子。」
「うん、元気。」
そう言いながら、ヒナツについていき、教会に着いた。
「ほら!!ここだよ!!」
「うわぁ~、この教会、だいぶでかいよ、リーフ、クノレ。」
「ほんとだね、でも、本当にこの教会もらっていいの?」
「うん!!いいよ~!!私たちにはもういらないものなの。」
「どういうこと?もういらないって?」
「私たちね、ある人に助けられたの、その人は私たちにあることを命令したの、だから、私たちはその命令を果たすために動くから、もういらないってこと。」
「そうなのね、、、」
「、、、でも、あの人優しいよね、、、私たちのような呪われた身に近いような奴らを助けてさ、、、家族として、迎え入れたりしてさ、、、ほんと、、、優しいよね、、、」
「ヒナツちゃん?どうし、、、」
クノレが心配そうに聞こうとしようとした瞬間、目の前が一瞬で火柱が立った。
「クノレ!!大丈夫!?」
「うん、、、何とか、、、でも、どうして、、、」
「、、、ヒナツだよ、あの火柱を立てたの。」
「え?ヒナツちゃんが、、、それなら、なんでいきなり、、、」
「、、、どうしてだろうね、、、」
「クノレお姉ちゃ~ん、どう?私とっても輝いてるでしょ?」
「ヒナツちゃん!!どうしたの!!いきなり!!」
「いきなり?いきなりじゃないよ、私は受けた命令を果たそうとしているだけ、さっきも言ったでしょ?私たちは命令を受けてるって。」
「でも、、、」
「はぁ~、クノレお姉ちゃん~、、、今、目の前にいるのはあなたの敵だよ?なのに、どうして、すぐにでも攻撃をしないの?甘いんじゃない?」
そう、機嫌が悪そうにヒナツが言った。
「そ、それは、、、」
「はぁ~、もういいや、バイバイ、お姉ちゃんたち。」
そういい、手を伸ばし、火球が生成される、しかし、その火球は、どこからか飛んできた、槍によってかき消される。
「!!「神槍」!!邪魔をするな!!」
「「炎霊」、お前は命令違反でもやりたいのか?」
「そうよ~、「炎霊」~、おちつきなさいよ~。」
「うるさい!!私は、どうして、あの三人が愛されてるのかが気になるの!!だから、邪魔をしないで!!」
「仕方ないわね、「豪刀」、「炎霊」を止めて。」
「かしこまりました、お嬢様。」
そう返事をした、「豪刀」が目にもとまらぬ速さで、「炎霊」の背後に回った。
「おやすみなさいませ、「炎霊」様」
そういい、「炎霊」の意識を飛ばした。
「、、、あなた達は何者?」
「ん?俺たちか?あ~、「炎霊」の仲間って言うか、保護者?的なもんだ。」
「、、、お名前を聞いても?」
「ん~、それは無理だな、まぁ、その時が来たらいうよ。」
「まぁ、今回は俺たちは去るよ~、その教会はお前たちの物だから、どうするかはお前たちに任せるぞ~、せいぜいがんばれよ~。」
そういい、四人は姿を消した。
「き、消えたね、、、」
「えぇ、そうね。」
「どうするの?クノレ。」
「とりあえずは、今日は帰りましょうか。」
「え?」
「カレア、帰ろ。」
「う、うん。」
そう言い、三人は宿へと歩き始めた。
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