二十 アズラーの過去
アズラーと「ゼフィサス」の過去が明かされる、、、
そして、アズラーの名前が、、、
話が終わり、決別の戦いが始まった、、、、
そして、アズラーが口を開ける。
「はぁ~、結局、神獣が負けるか、、、」
「どうですか?師匠、、、もう、負けを認めてください、、、」
「ん?負け?何言ってんだ?俺がまだいるじゃないか。」
「私たちは、あなたと戦いたくないのです、私たちの育ての親であり、恩師であるあなたと、、、戦いたくないんです、、、、」
「、、、甘いな、、、どうしてそこまでして甘い、、、」
「、、、私たちが、、、あなたを好いているからです、、、」
「、、、「ゼフィサス」、、、お前、俺のことを話してないな、、、?」
アズラーがそう言い、三人の後ろを見る、、、
「、、、あなたが、私のわがままで、、、、あなたの願いを縛ってしまった、、、だから、あなたは、自由に生きてほしかった、、、から、、、」
「、、、「ゼフィサス」、、、お前は、、、お前は!!俺の人生を無駄だと言いたいのか!!?」
「、、、!!い、いえ!!け、決して!!そんなことは!!」
「ならば!!なぜ!!俺のことを話さない!!?お前の悲願は!!その程度だったのか!!?なぁ!!「愛と転生の女神」!!」
「、、、わ、わかりました、、、では、今、話しますよ、、、本当に、、、話していいんですね、、、「先導者」ヒガンさん、、、」
「あぁ、話せ、今、ここで、その三人に、、、」
「わかりました、、クノレ、カレア、リーフ、これから話すことは心して聞いてください。」
「「「はい、、、」」」
「まず、あの人は、元々この世界で生きていた人です、その際の名前が、先ほど言った、「先導者」ヒガン、「千願の星聖女」カルミアと一緒に旅をし、人類を助けた英雄です。」
「、、、「千願の星聖女」、、、カルミア、、、」
「初めて聞きましたか?」
「え、えぇ、初めて聞きました、、、」
「そうですよね、、、今では、カルミアは「魔王」として語り継がれていますからね、、、でも、あの子ほど、人類を愛した子はいなかった、邪気を持たない子はいなかった、、、」
「だから、それを恐れた、人類は未知を恐れ、絶大な力を恐れる、たとえ、それが自分たち人類を救ってくれた人であってもよ、、、だから、、、」
「おれと、カルミアは殺された、、、その力に恐れを感じた、民たちによって、、、」
「、、、その世界が嫌いだった、、、だから、私が女神に戻って、世界を!!聖女を、、、守りたかった、、、だから、、、頼んだの、これまでの経験とその力を見込んで、頼んだの、、、その、心の悪意を知ってなお、、、利用して、、、」
「ごめんなさい、、、私は、、、あなた達すらも利用して、、、本当に、、、ごめんなさい、、、」
「、、、「ゼフィサス」、お前の想定外は、俺が、フリンストン家を出たことだろ?」
「えぇ、まさか、あなたがフリンストン家を出るとは思わなかったです、、、」
「まぁ、どうやらそれ以外は全部操ってたみたいだけどな。」
「、、、どうして、そう思うのです?」
「少し、お前のことを調べてたんだよ。」
「調べていた?どうして、、、」
「ん?俺は、聖女と一緒に動いてたんだぜ?どんな神がいたのかってのは気になるものだ、それが、旧神ならば、なおさらな、、、」
「、、、そうですか、だから、あなたは、私のことを「愛と転生の女神」と呼んだのですね、、、」
「あぁ、そうだぜ、そして、お前の夫である男神、「アレシウス」は「音空と未来の神」と呼ばれていた、だが、「アレシウス」は死んだ、その際、お前は、「アレシウス」の眼を片目としたんだろ?」
「、、、どうして、そう思ったの?」
「、、、言っただろ?俺は、過去を見通せるって、だから、お前の過去を見ただけ、、、「アレシウス」は眼に未来を見とす力を宿し、その手に持つ、ハープには、音で空を制する力があると言われていた、、、だろ?」
「、、、、、」
「無言は肯定、てことは、あっているということだ、、、」
「、、、あなたは、本当に人間なの?」
「、、、あぁ、”俺は”人間さ、、、」
「?”俺は”とは?」
「、、、カルミアは、元女神の現人神、だから、邪神の邪気を祓えるし、人々の不幸を幸福に変えることもできる、、、」
「、、、!?ど、どういう、、、」
「、、、あいつは、原初の神、、、君たち、旧神よりもさらに前の神、それこそ、世界が作られた時の神だよ。」
「、、、え?その時の神は、、、もう、、、」
「あぁ、もういない、、、神も、人間も、、、」
「、、、そう、、、ですか、、、」
「さて、話はここまででいいでしょ、ここからは、もう、殺し合いだ、上水魔術渦巻き大地を割れ」
アズラー、、、ヒガンがそう唱え、黒い球に渦が生じ、クノレ達を巻き込もうと広がっていく、、、
「、、、!!三人とも!!飛んで!!」
「「「、、、!!は、はい!!」」」
「ゼフィサス」がそう叫び、三人は飛び、ヒガンを敵をみなす、、、
「私が、、、私たちが!!あなたを止めます!!ご主人様!!」
「ははは!!来いよ!!「希望の三聖女」!!」
ヒガンがそう笑いながら、決別の戦いが始まる、、、
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