十八 本当の戦い
アズラーが神国の頭上に現れる。
そして、アズラーが唱えた瞬間、神国の上に黒い球体が現れた、、、
三人は、アズラーに招待され、、、
そして、三英雄と神獣の戦いが起きる。
アズラーが姿を消し、数秒後神国の上に現れた。
「、、、ふぅ~、暴れてる奴らの頭上にいるって思うと気持ちがいいな、、、」
「あ?おめぇ、なめたこと言ってんじゃねぇよ!!アズラー!!」
「おぉ、お前は体がデカかったな、ヨルムンガンド。」
「ちっ!!それで、誰を持ってくんだよ?」
「ん?それは、もちろん、自分の弟子たちでしょ、てことで、闇魔術暗闇が作る幻想の球」
アズラーがそう言い、周囲に黒い円が現れ、神国の上に黒い球体が現れた。
「、、、闇魔術、、、お前、やっぱり、、、」
「それじゃ、俺は、弟子たち招待するわ、闇魔法対象を引きずり込む穴」
アズラーがそう唱え、三人の前の空間に穴が開く。
「、、、はぁ?な、何よこれ、、、」
「え?な、何なの、、、」
「ん?何、、、?」
三人がそれぞれ反応をした瞬間、その穴から黒い手が伸びる。
「「「、、、!!な、なに、、、!!?」」」
「!!クノレ!!」
「はぁ!?お、おい!!」
「え?リーフ!?」
そう言いながら、三人を探す、英雄たちだったが、もう姿はなかった。
「痛~い、何なの!!?」
「もう、魔力切れでつらいだけど、、、それに!!アビが!!」
「何、ここ?てか、クノレ?カレア?どうしてここに?」
「え?それは、こっちのセリフなんだけど~、、、」
「そうよね、なんで私たちだけ、、、」
「それは、あいつらが英雄たちとやりたいって言ってたからだ。」
「、、、!!だ、誰!?」
「おいおい、まさか、声も忘れたか?クノレ、カレア、リーフ、、、」
「え!?どうして、ご主人がここに!?」
「、、、師匠、あなたは何が目的です、、、」
「ん?何が目的も何も、、、ほら、言っただろ?世界を壊すって、上火魔術紅蓮なる地獄の花」
アズラーがそう唱え、三人に向かって暗い空間でもはっきりとわかるような火力を持った花の形をした炎が放たれた、、、
「!!カレア!!」
「!!分かったわ、合わせてよね!?」
「「上水魔術全ての源なる水の流壁!!」」
クノレ、カレアが息を合わせ、水の流壁を作り、アズラーの炎を防ごうとした、しかし、これまでのもととは比べ物にならないほど、火力は高かった、、、
「!!こ、このままじゃ!!」
「そのまま!!氷魔術咲き誇る氷花!!」
リーフが氷魔術を唱え、流壁を凍らし、アズラーの炎も一緒に巻き込み、無効化した。
「ははは!!いい判断だ、リーフ、あのまま、流壁のみではいつかは私の魔術が貫通してしまう、しかし、お前が急激な温度変化を起こしたことで、炎の延焼を防いだ、見事な連携だ、クノレ、カレア、リーフ。」
「、、、お、教えて、主様、どうして、私たちに攻撃をして、ましてや、殺すような威力の物をぶつけるなんて、、、」
「、、、お前の勘は随分と落ちたな、リーフ、俺の第一は、「アネモレント」を女神に戻すこと、そして、お前らは、「ゼフィサス」の使徒だ、つまり、お前らが俺を殺すことで、俺の悲願は達成される、だから、殺す気でやるんだよ、、、」
「、、、でも、、、私たちは、、、主様を、、、」
「はぁ、なら、あいつらが終わったら再戦としようか。」
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「「「さて、では、我々もやろうか、、、」」」
「一対一か、、、どう、あの鱗を壊そうか。」
「、、、すばしっこい、あいつをどう捉えようかな、、、」
「不死を、、、倒せるのかしら、、、」
英雄たちがそう考えていると、三神獣の周囲に防壁が張られる。
「「「、、、!!?な、何だ、、、!!?」」」
そして、防壁が完成すると、フェニックスとアビ、フェンリルとヒナツ、ヨルムンガンドとアレキサンドが閉じ込められる、、、
「な、何よここ、、、」
「ここは、あいつが作った防壁の中だ、まぁ、簡単に言ってしまえば、決闘場というところだ、ほかの二人もそうなっているだろう、、、」
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「ふむ、わしの全身を包む防壁か、、、やはり、あいつの力は侮れないな、、、」
「そうかよ、、、しっかし、でかすぎねぇ~か?お前さん。」
「だから言っただろ?矮小なるものよ。」
「また、矮小って、、、なめんなよ、、、」
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「この防壁は、私の最大火力にも耐えうるだろうな、、、」
「そう、、、ていうか、まだ火力上がるの?」
「あぁ、先ほどまでは三割~四割程度だ。」
「そう、、、それは絶望的ね、、、」
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「、、、さて、どっちが勝つかな?」
「私は、アビが勝つことを願うは。」「私も~、アレキが勝つ方~。」
「ん、私も、ヒナツかな?」
「そうか、、、まぁ、俺がスカウトしたからな、相当強いが、相手は神話に出てくるようなものたちだぜ、、、頑張ってみろよ、、、」
アズラーがそう言い、英雄たちと神獣の戦いが始まった。
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