十五 牢の英雄たち
戦から半年が過ぎ、英雄たちは牢にいた。
牢にいた、英雄たちはそれぞれ話を膨らませ、暇をつぶしていた。
そこに、クノレが来る、、、
そして、ヨルムンガンドに乗ってアズラーが、、、、
英雄たちとの戦いが終わり、半年がたった。
英雄たちは、神国を滅ぼそうとした罪で、地下に投獄されていた。
「ねぇ~、私たち、ここ入れられたどれくらい~?」
「さぁな、俺が知っちゃことじゃないな、、、」
「そうよ~、ヒナツ、あの子たちが来るまでここよ~。」
「お嬢様、足などは大丈夫でしょうか?」
「えぇ、大丈夫よ、あなたも休みなさい、イノ。」
「いえ、私はお嬢様の執事兼護衛ですので。」
「てかさ~、なんで!!「豪刀」はアビ姉と同じなの!?」
「それは、「豪刀」があいつの護衛だからだろ。」
「はぁ!?私も、アビ姉と一緒がいい、、、」
「それは、無理だろ、俺たちは個々で暴れたんだからよ。」
「それは、そうだけどさ、、、はぁ~。」
「本当に、仲良しですね、ヒナツ、アビ、アレキサンド。」
「ん?おぉ、誰かと思えば!!「聖光」クノレ様じゃないか!!」
「やめてください、アレキサンド、あなたに様付けされるのは不愉快です。」
「はいよ~、さぁ~せん。」
「さて、あなた達には、聞きたいことがあるのですが、、、」
「ん?何だい?」
「あなた達は、師匠から何か聞いていますか?」
「ん?アズラーか?な~んも?聞いてないぜ。」
「私も、何もいてないわ。」
「私も~。」
「そうですか、、、では、ここからは、あなた達も初めてということで、お話いたします。」
「はいよ~、どうぞ~。」
「昨日、師匠から宣戦布告がありまして、最初にヨルムンガンドによる、顔合わせがあり、、、」
「ヨルムンガンド、、、あいつ、本当にやるんだな、、、」
「ん?本当にやるというのは?」
「まぁ、あんたの話を聞いてからにするよ、、、」
「まぁ、わかりました、顔合わせがあり、師匠はこのように言ってました、「初めまして、諸君、私は今日より半年後に、この国に攻め込みます、止めたくば、三英傑、英雄たちの力を合わせ、止めてみよ。」と。」
「、、、完全に、俺たちとあんたらが手を組めって言ってんな。」
「そうですよね、、、では、もう一度聞きます、本当に何も聞いてないのですね。」
「、、、はいはい、白状しますよ、イノ、お前も聞いてんだろ?」
「えぇ、まぁ、聞いてますが、あなたの方が詳しいのでは?」
「ん?まぁ、ここは俺が話そうかな?あいつはな、俺たち三人が負けたら、三神獣をもって、攻め込むって言ってたんだよ、まぁ、いつ攻めるのかは知らんかったがな。」
「あの人は、私たちに監視をつけていたのですよ。」
「は?監視?何言ってんだ、、、?」
「おや?聞きますが、影に気を使っていましたか?」
「影?、、、!!そうか!!」
「えぇ、あの人は闇魔術影の追撃者を皆に付けていたようですね。」
「まじか~、それは気づかなかったな~、でも、お前どうしてそんなことわかったんだ?」
「わたしは、あの戦いでは、戦っていませんでしたし、それで、お嬢様含め三人を見ていたので、それで。」
「まじか、、、」
「まぁ、あの人が半年と期限を付けたのは、国の復建と私たちとの関係を作るということでは?」
「まぁ、そうですよね、師匠はよく計算をする人ですし。」
「そうねぇ~、ところで、クノレ、あなたは私たちをどうしたいの?」
「私は、国を守るため、家族を守るためなら、極悪人だろうと使いますよ。」
「そう、だいぶいい覚悟ね、クノレ、、、」
「、、、ふふ、ありがと、アビ、、、」
「よし、そうしたら、あなた達を牢から出します、そして、アビは私が、ヒナツはリーフが、アレキサンドはカレアと一緒にいてもらいます、それが、最も安全で関係を作れるでしょ?」
「そうねぇ~、らしいわよ~、門番さん。」
「はぁ~、あなた達、いつでも出れたでしょ?」
「そうだね、でも、面白くないし、ヨルムンガンドが来てることは分かったからな。」
「そうですか、、、」
門番はそう答えながら、三人の牢の扉を開き、クノレが三人を連れ、地上に出る。
「では、これより、半年、あなた達は私たちと一緒に行動してもらいます。」
「はいはい。」「わかったわ~。」「は~い。」「私はお嬢様とともに。」
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