十四 戦の終わり
「神槍」が最後の一撃を穿つ。
それを止めるために、三人が神代魔術を放つ。
そして、戦は、、、
最後の戦の勃発は、、、
「リーフとあなたは、「炎霊」!?ど、どうしてここに、、、」
「こっちから、まがまがしい魔力があったから、、、」
「「神槍」!!それは、使わないんじゃなかったの!!?」
「あぁ、使わないつもりだったんだけどな、お前らが負けちまったからな。」
「!!そう、、、なら!!私も全力で!!上炎魔術炎よ逆巻け」
ヒナツがそう唱えると、地面から炎の柱が現れ、「神槍」を取り巻く。
「おぉ!!熱いな~、ヒナツ、だいぶ扱い上手くなったな。」
「、、、!!そう言いながら、随分と余裕だね!!「神槍」!!」
「まぁ、そろそろ、邪魔になってきたし、神技万物切り裂く槍」
「神槍」が神技を発動すると、炎の柱を切り裂き、「神槍」の近くで浮いていた。
「ふぅ~、さてと、そろそろかな、それじゃ、これ受けてみてくれねぇか?」
「神槍」がそう言うと、空中で姿勢を低くし、手を引き、槍に対し力を加える。
「ふぅ~、神技一戦闇をもって世界を壊せ」
「神槍」がそう唱えると、黒い煙が「神槍」を取り巻き、槍が空に浮いていく。
「な、何なの!?アレ!!」
「ヒナツ、あれ、わかる?」
「あ、あれは、、、「神槍」の最大の一撃、わ、私たちでも見たことはないけど、、、あの人曰く、「神槍」の最大の一撃は、僕でも、防げるか分からないって言ってたよ、、、」
「!!?せ、先生が、、、」
「それはだいぶだね~、じゃあ、全員神代魔術は使える?」
「使える、、、」「私も。」
「それじゃ、よろしくね~。」
そう言い、三人が詠唱を始める。
「万物の水よ、生命の源、我らの揺りかご、世界を守れ。
神水魔術源なる水の大暴落」
「原初なる炎よ、万物を焼き尽くし、万物を溶かし、生命の命を燃やせ。
神炎魔術万象を焼き尽くせ」
「生命を運ぶ風よ、私たちを守り、生命を守り、この地を守れ。
神風魔術生命を守る神なる手」
三人が神代魔術を唱え終わえ、「神槍」に向かって神代魔術を放つ。
「ははは!!お前ら!!まじかよ!!神代魔術を合わせてか!!なら、真っ向から行こうか!!」
そう言いながら、「神槍」が空に浮いていた槍を自身の手を下すと同時に、槍を振り下ろした。
そして、槍と神代魔術がぶつかり合い、周囲に衝撃が走り、数秒が経ち、衝撃と光が消えた。
「、、、マジか、、、神代魔術ってだけでもすげぇのに、それを三人で合わせて、それでいて、俺の最大の一撃を止めるか、本当にあの人の弟子たちやな。」
「はぁ、はぁはぁ、、、な、何とか、、、、かな~?」
「ははは、その軽口は叩けるんだな、お前。」
「、、、もう、、、無理よ、、、これ以上は魔力がない、、やるならやりな、、、」
「ん~?それは、無理だな、、、」
「は?何言ってんのよ、、、?」
「それはな、俺も限界だからだ。」
「へ?げ、限界、、?」
「そう、限界、あの一撃が俺の最大火力だし、最後の一撃だからな。」
「そう、、なのね、、、それじゃ、、」
「あぁ、この戦はお前らの勝ちだ、俺はもう終わり。」
「そう、なら、あなたの名前を教えてよ。」
「俺か?そうだな、いつから「神槍」って言われてた分からないけど、本名はアレキサンドだ。」
「そう、アレキサンド、いい名前ね、、、」
「ふ、ありがとな。」
「神槍」、、、アレキサンドは、自身の負けを認め、英雄と聖女の戦は終わった。
「あぁ、三人ともやられたか~、まぁ、いいや。」
「悲しくなのか?アズラー。」
「ん?悲しくないよ、あいつらの無念が消えたならいいし。」
「そうか、それで、最後の戦はいつだ?」
「ん~?一年後かな?国の復興もそれぐらいで行けるだろうし。」
「そうか、、、なら、俺たちは眠るぞ。」
「あぁ、おやすみ、フェンリル、フェニックス、ヨルムンガンド。」
お読みいただきありがとうございます。
誤字脱字、意見などありましたら、コメントなどしていただけると幸い。
高評価、ブックマークなどもよろしくお願いします。