Ⅹ 考えを求め
自身の考えをまとめられないクノレはカレア、リーフに話をする。
そして、鋭いリーフの言葉がクノレをさす。
覚悟を決めたのか、、、
そして、約束の二日後、英雄たちが神国を、、、
帰ってきたクノレが二人に話をする。
「ただいま、、、」
「あぁ~、お帰り~、どこ行ってたの?」
「ちょっとね、、、ねぇ、もし戦争が起こるとしたら、どうする?」
「えぇ~、そうだね~、もし起こったとしても、私は戦うよ。」
「私も、戦う、、、かな?」
「そう、、、なんだ、、、でも、どうして、、、?」
「もし、私が戦わなかったとしたら、それだけで死んでしまう人が多く出る、それは目覚めも悪いし、私が託された思いを裏切ることになると思ってるからだよ。」
「私は、戦うことになったら戦う、話し合えるなら話し合う、私はその人が求めてることをする、それでも、結局何かを止めるためには動かなきゃいけない、そのために戦うしかないなら戦うそれが私の信念だから、決めたことだから。」
「そう、、、私は、、、弱いわね、、、」
「弱くてもいいんじゃない~?」
「え?、、、ど、どうして、、、」
「クノレ、あんたは色々と抱え込みすぎなんだって、私たちは家族でしょ?話せないこともあるかもしれないけど、話して少し楽になるなら話してよ?私たちはそんなに頼りない?クノレ?」
「、、、、」
「クノレ、どうして、そんなことを聞いたの?」
「、、、私、、、自分の親友に宣戦布告されて、、、すこし、、、焦っちゃったんだ、、、それで、こんなことを聞いたの、、、」
「、、、クノレ、私は嘘が嫌い。」
「え?し、知ってるけど、、、」
「なら、なんで嘘をつくの?宣戦布告をされて焦った?違うでしょ?師匠と友人が敵になって吹っ切りれないから、それを友人に指摘されて自分の気持ちに気づいて不安になって、自分じゃ守れないって思ったから聞いた、違うの?」
「、、、リーフ、、、あんたは、本当に昔から鋭いよね、、、なら、、、なら、それに気づいていて、、、なんで、、、それでも、あなたは私の意見を尊重するの、、、?」
「、、、何かを決めることは、その人自身の意識が必要、だから、その人の意識を縛るんじゃなくて、自分で何かを決めることが大切、だから、その人に考えを尊重することが第一だと私は考えてるから。」
「そう、、、それなら、少し考えてもいいのかな、、、?」
「いいんじゃない?でも、戦いながらいろいろと考えればいいんじゃないの?それで、いつ起きるの?」
「、、、二日後に起こる、、、」
「「!?ふ、二日後!?」」
「うん、早いよね、、、でも、、、しなきゃだよ、カレア、リーフ。」
「はぁ~、いきなりすぎるでしょ?準備とかあるじゃんか、、、」
「そうだよね。」
「でも、戦わなきゃだよ、、、」
「まぁ、いいや、それなら、今日はもうご飯食べてねよ?」
カレアがそう言い、三人はご飯を食べ、各々の考えを持ちながら眠りについた。
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それから、二日が経ち、三人の英雄たちが門の前に現れた。
「ん?お待ちください、通行書などはございますか?」
「「零望」通行書なんかあるか?」
「あるわけないでしょ?何言ってんのよ、「神槍」」
「だよな~、てことでここ通るわ。」
「は?いえ、だめでしょ?通行書ないんだから、、、」
「ん?誰が通行書で通るって言ったの?」
「は?何言って、、、」
「神槍」がそう言い、問い返そうとした門番は、気づいた時にはもう、真っ暗であった。
「さぁ、行くぞ、「零望」「炎霊」」
「指図しないで。」「は~い」
そして、三人の悪魔の英雄が神国へと侵入をした。
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