Ⅰ 神国へと
聖国から二日、馬車に揺られながら神国に行った。
そして、予定より早く着いた馬車、お礼を言い、宿を探す。
しかし、時間が時間であったのか宿が満室であったが、リーフが宿を見つけた。
クノレ達が聖国を出発をして、二日が経った。
「クノレ~、あれからもう二日だよ~、時の流れって早いね~。」
「何言ってんのよ、カレア、もう少しでつくんだから我慢しなさいよ。」
「え~、リーフも疲れたよね?」
「私は、ベットで休みたい。」
「ほら~、リーフもこう言ってんだした、ね?」
「はぁ~、すみません、神国まであとどれくらいですか?」
「ん?神国までかい?そうだね~、あと4時間くらいかな?」
「だってさ、4時間我慢して。」
「は~い。」
「なんだい、お嬢さんたち神国に行って、宗教にでも入るのかい?」
「なんでそう思ったんです?」
「ん?違ったのかい?」
「あぁ、いえ、ただ、どうしてそう思ったのかと思いまして、間違ってはいませんよ。」
「あぁ、そう言うことかい、あそこは、神様が直々に作った国と言われていてな、そこで、宗教に入る、もしくは宗教を作るなどすると、神のご加護が一番受けられるって言われてる国だから、あんたらもそうなのかと思ってな。」
「そうなのですね、私たちは師匠が宗教などを学ぶなら、聖国と神国が一番いいと言われてただけですよ。」
「はぁ~、あんたたちの師匠さんは随分と分かってるだね~。」
「ふふ、ありがとうございます。」
「と、そんな話もここまでにして、そろそろ着きそうですよ。」
「本当ですか?でも、早かったような?」
「そうですね~、普通ならモンスターや盗賊が多く出る道ですので、そいつらの対処などで4時間はかかるですよ、行くまでにね。」
「そうなんですね、今回のように何もなかったらどれくらいで着くんです?」
「そうですね、二日と2時間でしょうか。」
「そうなんですね、教えてくださりありがとうございます。」
「いえいえ、さぁ、着きましたよ。」
「着いたって、カレア、リーフ。」
「ほんと~、ありがとうございました、おじさん。」
「ありがと~。」
「ははは、いえいえ、私も話し相手になっていただきありがとうございました、またのご利用お待ちしております。」
「はい、ありがとうございました。」
クノレ達がお礼を言い、御者が頭を下げ戻っていった。
「さぁ、着いたよ。」
「ん~、どこ行くの?クノレ?」
「そうだね、とりあえず、宿を取ろうかな?」
「そうだね~、リーフも限界そうだし。」
「ん~。」
クノレ達はそう決め、宿探しを始めた。
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
それから数分が経った。
「行くところ全部満室だったね~。」
「そうね、私たちがこっちに着いたときはもう遅かったしね。」
「それもあるよね~、リーフ~、あなたの嗅覚でどこ空いてるか分からない?」
「私は、そんなことはできない、でも、あの宿は空いてそう。」
「え?あそこ?」
リーフがそう指をさしたところは、年数の経っている宿であった。
「あそこ大丈夫なの?なんか今すぐにでも、、、」
「まぁまぁ、私たちこのままじゃ宿なしよ?カレア?」
「う、それもそうね、それじゃ行きましょうか。」
「よし、行こう~。」
リーフがそう言い、クノレ達を引っ張っていった。
「ごめんくださ~い、部屋空いてますか?」
「!?い、いらっしゃいませ、、、三名でしょうか?」
「そうです、空いていますか?」
「あ、空いてはいますが、、、し、失礼しますがどうしてこちらの宿に?」
「あたったところが全部満室でして、歩いていた時にこちらが目に入りましたので。」
「そ、それはありがとうございます、ですが、うちでよろしいのですか?」
「えぇ、こちらでお願いします。」
「わ、わかりました、でしたら、三名ということで銅貨10枚です。」
「わかりました。」
クノレがそう返事をし、銅貨を出した。
そして、部屋に通され、水浴びをし、ベットに入り眠りについた。
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