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MTG  作者: TOMIOKA
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Mapping the galaxy

さて、突然だが宇宙を旅するのに必要なものは何だろうか?

 今の世界ならロケットに乗るために必要な頭や、宇宙へのチケットを買えるだけの金などが思い当たるだろうが、宇宙探索が一般化した時代なら?

 そのような世界なら何が必要だろうか?

ワープするための爆縮ドライヴ?船を動かすために必要な核融合炉や反物質炉?それとも食糧か

私が考えるにそれらももちろん必要だ。

だがしかし、私はここにフロンティアスピリッツとほんの少しの知識、そして地図が必要だと答えるだろう。

それらなくして船に乗るなんてもってのほか。しかし、精神や知識は個人の問題であるし、ドライヴや炉は、科学の発展した35世紀地球圏ならたやすくそろえられるだろう。

しかし!地図!地図がなければ話にならない。観測技術が発達したとはいえ正確な地図がなければワープ航法を利用する際に入る超空間から出た際に巨大な重力場を持つブラックホールが目の前にあり、飲み込まれたしまおうとも、また小惑星帯のど真ん中に出て粉々に砕け散ってしまうとも限らない。

また、未開惑星は?そこに生きとし生けるものすべてが友好的ではないし敵対的である可能性の方がよっぽど高い。

 これらの問題は、銀河初期開拓の頃から言われてきた。初め、各国はこれらを独自に解決しようとしていたが、宇宙はあまりにも広くまたそれに資金を費やすより、国民の福祉に使うべきとの声も多かった。理想と現実の葛藤である。これを解決するため、新たなる組織がこの世に生を受けた。その組織の名は

MTG(Mapping the galaxy)である。

この組織は、銀河の開拓、探索、調査、地図作成を主目的とする団体であり、これまで幾度となく危機に瀕しながらも35世紀現在でも存続している。

 そして今、人類は、母なる銀河を出て居住圏を広げようと画策している。

これはそのような時代を生きたMTGの調査員の話である。



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