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第一話 夢1

僕は最近変な夢を見るんだ。


しかもそれが日に日に具体的になっていくんだ。


最初は先が尖った長い金属の棒を持っている人間が、お母さんからお話で聞いたことあるモンスター?みたいなのと戦っているのだった。


でもこの世界にもモンスターというのがいるらしいが僕はこの村から出たことないから分からないし、この村は世界樹というのに守られているから大丈夫なのだそうだ。


夢は日を追うごとにどんどんリアルになっていき、僕はもしかしたらこの夢は夢じゃなくて同じ世界の人なのじゃないかと思うようになってきた。


そんなことを考えている今日もちゃんと夢が見れるかと思い期待して眠りについた。






僕は夢の中で目を覚ますとそこには初めて見るでっかい家の中で沢山の人と、その先に大きな椅子に座った人がいた。


僕は何も考えずにぼうっと見ていると中心あたりにきれいな円が浮かび上がり周りにいた人たちが歓声を上げていた。


それから少し経つといつも夢で見る人が現れた。

その人は特に驚いている様子などは無く、椅子に座っている人に話かけた。


円から出て来た人と椅子に座っとる人が何を話しているかは分からなかった。

話が分からないなら最初に思っていた同じ世界の人では無いのかもしれない。


そんなことを考えていると円から出てきた人が凄く悲しそうな顔をして椅子の人は少しがっかりしている様子だった。


その後も二人は色々話していたが結局何を言っているか分からず円の人は家の外に出て行った。


僕はその人について行こうとしたが現実のほうで目が覚めてしまい、今日はタイムアップのようだ。


今まではモンスターと戦っているところしか見たことが無かったから今日の夢はとても新鮮だった。

もしかしたら今まで見ていたのは物語の途中で今日見たのは最初の方なのかもしれない。

だったら今から彼の人生を見れるかもしれない!!


僕は彼について凄い興味が湧いているのだ。

今までお母さんから聞いたお話はモンスターと戦う場合、苦戦したもするけど最後は必ず勝っていて僕は格好いい!と思い憧れていたけど、彼は最近は勝てる時も少しあったがそれも自分の実力ではなくたまたまそこに他の人が来て共闘したり、モンスターが崖から落ちる等の奇跡でしかなくそれ以外は全てモンスターを倒すことは出来ずに最後は逃げていた。


それに彼はモンスターを倒すために必ず必要な魔法というものを必ず使わないのだ。

そんな彼を見ていると彼を応援したくなるし、彼がどんな人生を送るのか凄い気になるのだ。


もしかしたら僕がただ夢の中で架空の物語を見ているだけかもしれないが、それにしては非現実すぎるのだ。

だって今までは必ず倒すことに憧れていたのにこんな必ず負ける物語を見るはずが無いと思うもん。


僕は今までは遊ぶことしか興味が無かったけど、最近は夢のことが気になり、本で色々勉強するようになり、僕はエルフと言う種族で人間よりも魔法が得意で寿命がとても長いことが分かった。


それに今日からは言葉の勉強しないといけない。

もし、僕たちがしゃべっているのとは別に他の言語があるのならば夢のことも現実という信憑性が増すし、その言語をマスターしたら夢の中でも彼が何を話しているかがわかるかもしれない。


そうと分かれば早速行動だ!


僕は村にある大きな図書館にやってきた。

ここはお母さんによると、


「私たちは長い時間を生きるから、沢山本を読んで沢山知識ををつけるのよ。あそこに行けばどんなことだって分かるわよ」


だそうだ。

実際エルフは長い時間を生きるから長く時間を潰せて知識を蓄えれる読書が好きだそうだ。

そして実際僕は疑問に思ったことはここで調べれたからここはすごく重宝している。


僕はそこで今日は言語について徹底的に調べた。


その結果、僕たちエルフは人間と全く違う言語を話すことが分かった。

それに加えて、種族にドワーフ、獣人等がいて、エルフを除いた三種族は基本的に同じ言語を話すが、獣人は独自の言語を話すのもいるそうだ。


これにより、現実味は上がり、獣人とかを見つけれたらもう確定と言っていいかもしれない。


そんなことを考えているともう夜だ。

さぁー今日も夢の続きを見よう。









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