「良い肉の日に」
お昼過ぎから始まる世界では
何もかもがボンヤリとしているみたいで
「実はこれ嘘なんじゃないか」だなんて
ある種、錯覚したかのようになる
最も嘘じゃないと思い込んでいることも
ある種では錯覚であることだって
なきにしもあらず だなんて
そんな世界でも 耳を澄ましてみれば
アメリカンドッグの注文に笑う人たち
そうね、彼らはおしゃべりをしていたいだけ
お金を稼ぐということを意味したみたいな沼に嵌る
真夜中から変わる世界では
何だか何もないような気がして
ペットボトル紅茶2本費やさないと
ある意味、不安に近い気持ちになる
それは何もないことを理由に
何もしようとしないからなのかもしれないし
そうじゃないと いいんだけど
そんな世界でも 深く深く潜れば
どこからか流れる懐かしいゲーム音楽
そうか、今週もいっぱい死んだんだね
お金を使うということを意味したようなガラス面に張りつく
次の世界へ行こうとすると
暗闇から死んだ目のした人間がこちらを見つめてくる
何だか自分と似ている気がして嫌でたまらないよ
もしかしたら俺は気づいていないだけで
側から見れば俺はこんな顔をしているんじゃないかって
ある種、あれは俺なんだろうかって
なきにしもあらず だなんて




