15話
新しい学校、会社から早くも一週間。
もう慣れましたかね?
作者は新しくはないですが早くもダウンしています笑
休みが少ないですよねー。
そうそう、休みと言えばゴールデンウイーク。
どこかに行きましたか?
くれぐれも彼氏彼女とは行かないように。
作者が家で呪ってますので笑
さてさて、そろそろ小説に入っていきましょうか。
今回は短めです。
四つに分かれた俺たちは、今現在森を進んでいる。
いや、さっきまでいた拠点の所の少数を含めると五つか。
それぞれ四十人、約150人がこのゴブリンキング討伐戦に参加している。
四十人もいれば敵も瞬殺出来て楽勝だと思ったあなた、それは大きな間違いです。
この森は人の手が入っておらず、まさに自然そのもの。
なので当然道などない。
あるとしても獣道だけだ。
そして獣道はいくつもあるわけなく、そして道は広くない。なので……
「前のやつら早く行けよ!」「うっせーんだよ! 気が散るから黙ってろ!!」「勝手な行動してんじゃねーぞそこ!」「別に別れて行動した方が効率良いだろ」「あ、俺らも勝手にさせてもらうな」
こうなるのも仕方ない……のか? これがカオスっていう状態? 何か違うような気もするけど。
それでもさ、こんな感じで森に入って三十分とせず次々と自由行動をとった結果、
「五人しか残ってないとかどんだけ短気な奴ら多いんだよ……」
いや、この場合は協調性かな?
何この自分勝手さ。
はぁ……まぁ冒険者だししょうがないのかな?
それでもこんなに協調性が無いとは思わなかった……他の所もこうなっているのだろうか?
「みんな、ちょっといいか?」
五人(俺合わせたら六人)居た内の一人がここにまだ残っていた人に声を掛ける。
自分に注目が集まったのを確認し再び声を掛ける。
「もう六人しかいないし、個人で移動するのは危険だから、ここでパーティー組まないか?」
パーティー。
それは社交などを目的とする会合……などではもちろんなく、ここで言うパーティーとは仲間という感じだろう。
「いきなり組んでも連係とれないんじゃないか?」「そうよそうよ」
男と女の人がそうやんわり(?)と拒否してくる。
というか、その二人は近くに居ることから、きっとリア充なんだろう。
……ここでゴブリンアーチャーが来て矢でも二人に向かって放ってくれないかな。
その後は俺がゴブリンを始末するけど。
「それでもゴブリンが大量にいる今で単独行動は自殺行為だ。違うか?」
確かに一理あるな。
俺も戦闘慣れしてるとは言えないしな。
囲まれたら危なさそうだし。
「そう言われても……」「私たちは二人だもん……」「「ねー!!」」
「……そうか。ならそっちの二人はいい」
どうやら発案者の人も呆れたご様子で。
他の二人も呆れた感じで二人を見ている。
……ただ一人俺的には魔法をぶち込みたいんですがね。
そんなピンク色空間作るのここでは止めて頂きたいんですがね。
「で、残りの三人はどうする?」
もう無視しようと思ったのかすでに視界にさえ入れてないレベルの発案者。
やっぱりこの人もこいつら爆発しろとか思ったのかな?
「俺は確かに組んだ方が良いと思います」
俺的には問題などあるわけないので賛成しておく。
他の人はどうするんだろうか?
「……私は組む」
俺と同じようにローブ着ている女魔術師は賛成のようだ。
「俺も特に問題ないぜ」
残り一人の大きな剣持った人も大丈夫なようだ。
「じゃあそっちの「僕たちはどうする?」「こんな人たち放って置いて行きましょ」……あいつらは置いておいて、じゃあ四人で組むか。俺はCランクのトーランドだ。得物はこの槍だな」
と槍を見せて来る。
見た目三十代半ばで髪は……黒いな。自分以外では初めて見たかもしれない。
「俺はイスヒムだ。ランクはD。得物はこの大剣だな」
大きすぎて俺だと振ることが出来無さそうな大剣だ。
男として何か情けないけど、まぁ俺は魔術師だしね。
力のパラメーターは低くてもそういう仕様なんです。
それで、見た目は二十代後半で、金髪だな。目がルビーみたいな赤色なのが印象に残る。
本物のルビーなんて見たことないけど。
「……私はアウラ。Bランク。魔術師」
杖にはエメラルドみたいな緑色をした宝石みたいなのがはまっているので、きっと風属性アップのやつだろう。
「驚いた。『暴風』が居るなんてな」
ん? 『暴風』だって?
粉砕よりはまだマシだけど、こっちも中々危険そうな二つ名ではありませんか。
「街を離れてたんじゃないのか?」
「……依頼は終わった。帰って来たのは二日前。そこでこれを知らされた」
運がない事で。
見た目は二十代後半……ゴホン、二十代前半位で、髪はこれまた深い緑色だ。
これで風属性の魔法使えなかったら完全に見た目詐欺だろ。
よし、最後に俺も自己紹介だ。
「俺はケイだ。ランクはE。魔術師だ」
「ケイ……?」
聞いたことはあってもそれ誰だっけ? 的な顔をしているイスヒス。
と言っても、噂になるような事なんてやってないけど?
「あ! 思い出したぜ!! 確かゴブリンの間引きしかやらない弱虫冒険者ってお前の事か!」
確かにゴブリンの討伐しかやってないけど、別に護衛(名ばかりの)はやったぞ。
しかも貴族相手にだ。
そんな評価されたら困る……事はないからどーでもいいか。
「お前戦えるのかよ?」
イスヒムと名乗った男がからかう感じで話しかけてくる。
「ゴブリンの間引きは少なくとも出来ますよ?」
なんせ結構実験とかも合わせて狩ってるからね。
そういえばゴブリンってゴキブリと同じような感じかな。
一匹いたら百匹みたいな。
だってあいつら全然数減らさないし。
「まぁそりゃー依頼達成してるそうだしそうなんだろうけど……」
ん? もしかして心配して聞いてくれたのか?
冒険者って全員荒くれものって感じのイメージだったけど、そうでもないのかな。
「……あなたは一体何者?」
次は魔法少女アウラが話しかけて来る。というか疑問だな。
少女かどうかは疑わしいけど、さっきから睨んできてるのでこれ以上は考えまい。
「何者って言われても……人間と答えるしか……」
決して小学生レベルだとは思わないでほしい。
いきなり何者って言われてもそれしか返す言葉がないししょうがないじゃん。
っていうか何でそんな何者なのか聞いてきたんだ?
「……あなたの魔力は以上。人間の限界を超えている」
魔力と言うと、その人が持つMPの事かな。神のおかげで無限というまさにチートって感じだけど……何故ばれた?
「おいおい、そういうのは帰ってからにしようぜ。Eランクでも今は人手が欲しい。頼りにしてるぜ」
うわーこの人超あれだな。いい人だ。
Eランクという自分よりも下のランクを見下さないで普通に話しかけてくれるし。
これには同意だったのかまだ何か言いたそうな女魔術師を意図的に無視し、トーランドに聞いてみる。
「組んだのは良いが、これからどうするんだ?」
「俺に言い作戦がある」
そう言ってニヤリと笑った。
ワイルドでとても似合っていた。
……どいつもこいつもイケメンとか男らしいのばっかかこの世界は。
明日からまた月曜で仕事仕事。
休みは碌にないのに仕事は多いとかどんだけブラックなんでしょうか仕事は……
今日も憂鬱ですが、この小説を読んで、読んでいる間だけでも忘れてくれていたなら作者は嬉しいです。
それでは、お読み頂きありがとうございました。
次回も是非お読みください。




