表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
青春部(仮)に入りませんか?  作者: 夏野ゲン
青春部(仮)に入りませんか?
29/61

ひいた?



 長谷川さんはその後も、2面3面と襲いかかってくるボス敵を片手1P操作法で次々となぎ倒し、もはや画面全体を弾幕がおおいつくすようになった5面までも、その曲芸操作法で切り抜けた。

 しかし、最終面…。


「うげっ!!このバカ!!」


 わずかに残っていた残機を猛烈な勢いで吐き出させられ始め、おろそかになっていた左手の機体、つまりボクが操作していた機体の残機がゼロになった。


「うにゃあ!!このクソ弾幕!!パターン化もできやしねぇ!!気合よけじゃあ!!」


 何やら謎の専門用語を連呼して残ったメイン機体を両手で操作するも…。


「だあああ!!」


 目の前には無残にもGAME OVER の文字が…。


「ラス面鬼畜すぎだっつうのクソ!!これだからソニストは成功率2割で安定しない…」


 …ダンッ。


 筺体を叩くマナーの悪い客と化した長谷川さん。

 ここではっと気がついたように、こちらを振り返る長谷川さん。そして、困ったように頬を赤く染めて一言。


「…引いた?」


 …正直ちょっと引きました。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ