青春とはかくあるべき!
まずここに、よき青春時代というものについて考察したいと思います。
まず、青春とはいついかなる時を指すのか。辞書より抜粋してきました。
「青春」
(1)若く元気な時代。人生の春にたとえられる時期。青年時代。
「―を謳歌する」「―期」「―時代」
(2)春。陽春。
「彼の―に応じて/本朝文粋」
これが本来の青春の意味です。
みなさんその通りだとお思いでしょう。
じゃあ、逆に聞きます。青春と聞いて何を思い浮かべますか?
スポーツで汗を流し、強豪校に挑む高校球児?
友人と一緒に夜中まで遊び呆けて生徒指導部のお世話になったり?
花火大会で浴衣でワイワイ?
冬はスキーでウキウキ、お家でいちゃいちゃ?
…ああ、そうですよね。そりゃそうなんですよ。
青春って聞いたらみんなその語感だけでみんなそういうイメージするんですわ。
青春っていたらスポーツでしょ?
青春っていったらバンドを組んで演奏会とか?
青春っていったら仲間と楽しくでしょ?
青春っていったら恋人とドキドキの毎日じゃない?
ああ、そうなる。そうなるだろう。
でも、でも、でもでもでも!!
広辞苑先生は「青春とは仲間と楽しく過ごすべき」とか、「恋人と仲睦まじく過ごすべき」なんて書いてないんですよ!!
ただ、「若くて元気な時代」としか書いてないんですよ!!
故に上記の思いこみはみんな間違い!!
高校生のボクは、ただ元気で楽しくさえあれば、それで十分青春を謳歌していることになるんですよ!!
友達と仲良くなんてしなくていいんです。
恋人なんて作らなくていいんです。
ただ、元気でさえいれば青春は成立するんです!!
故に、「一度しかない青春時代、もっと楽しく過ごそうとは思いませんか、清水君?」などという、松方先生の言葉など気にする必要はないし、大きなお世話なんですよ!!
先生になんて言われようが、ボク青春してますから!!
毎日元気に楽しんでますから!!
…えっ?じゃあ、お前にとっての青春ってなにかって?何を楽しんでるのかって?
…えっ。えっと…その、えっと。…マスコット作りです。
…笑わないでくださいよ。お願いですから…。