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転生伝記 ~異世界転生した男の人生~  作者: がりうむ
ウェバック大陸帰還編 

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第六十七話 「復讐」

投稿が遅れてすいません!!

グリバを出発して5日がたった。

先日、聖ロースに着いたところだ。だが、俺の住んでいたマルカー地方に戻る前にラングとエリーナの住んでいた街である、聖ロースの首都グラッツに寄らなければならない。

この街には以前俺が働いていた聖ロース帝国立魔術大学がある。そして、その敷地内に裏カジノがある

俺はそこでジーカとかいうやつに負け、莫大な負債を抱え俺は売り飛ばされてしまった。

そこからたった数日でなぜ、ヴァルデリア大陸に行ってしまったかはわからないが、それでも、この1年以上の旅の原因はカジノのせいでもある。俺は絶対にグラッツに着いたらあいつを倒してやる。


そう考えていると、馬車が止まった。俺たちが馬車から出ると、


「ついに戻ってきたぞ…」


「早くお父様とお母様に会いたいわ!!」


とラングとエリーナたちがうれしそうにいった。


「ついにか~。長かったね」


と俺が言うと


「ああ」


「そうね」


と返事してくれた。


「そういえばラングって家あるの?」


と聞くと


「ないぜ。また路上生活だ」


と答えた。俺は


「えっ!?大丈夫!?」


と驚いてしまった。そして、


「俺のうちに来てよ!」


とラングに提案した。


「マジで!?いいの?」


「いいよ田舎だけど…。そういえばカーミラたちはどうするの?」


と俺はカーミラたちのほうを見ると、


「私もあなたの家の近くに住もうかしら?ねぇクロノア?」


「そうですねお嬢様」


とカーミラたちも俺についてくるようだ。俺たちはエリーナと別れて聖ロース帝国立魔術大学のほうへ向かった。


聖ロース帝国立魔術大学に着くと俺たちは馬車を降り、グラヴィス教授のいる校舎へ向かっていった。


「なぁ。グレイス?ここどこだよ?大学に知り合いなんかいんの?」


とラングに聞かれたので


「ああ。ここの教授にはお世話になったし、あと、ほかにしたいとこがあるんだよね」


と言いグラヴィス教授の部屋に向かった。

俺がグラヴィス教授の部屋のドアを開けると


「なんだね?」


とグラヴィス教授が振り向いてきた。俺の姿に気が付くと


「き、君は…グレイス君じゃないか!どこへ行っていたんだ」


と言った。


「おや?後ろにいる方々は誰だい?」


と聞かれると俺はすべての経緯を話した。


「なるほどなるほど…。そうなのか…。てか、この大学内に違法なカジノがあるとは初めて知った。よし、なら今からそこを潰しに行こう!」


と言われた。

もともと俺一人で行く予定だったのが、ラング、カーミラ、クロノア、リリスそして、グラヴィス教授が付いているなんて心強すぎる。

俺たちは裏カジノのある壁に向かって


「『ロースギャンブル協会』!」


と言った。

すると、大人一人が入れる程度の大きさの穴が開いた。


俺たちが地下に行くと以前来た時と変わらない様子でギャンブルをしている人たちの姿があった。

すると、奥にジーカの姿が見えた。俺はあいつの顔が見えるなり怒りで『業火長槍(フレイムランス)』を放っていた。

まだ力を制御しきれていないため、『業火長槍(フレイムランス)』は超豪速でカジノに使われている台を燃やし尽くした。

ジーカには直撃はしなかったが、カジノは騒然とした。ジーカが出てきて


「おい!?誰だ!?こんなことする奴!!」


と大声で怒鳴り、多くの警備員らしき屈強な男たちが現れた。ジーカが俺の姿に気が付くと


「おっお前は…。ふん、復讐でもしてきたのか?まぁいいなめんなよ『氷の山(アイスマウンテン)』」


と氷の山を俺にぶつけようとしてきた。

(馬鹿め。お前の前に立っているのは、1000年以上生きた最強の吸血鬼などのヴァルデリア大陸を生き抜いた奴らだ。こんな奴ら一瞬出消し炭にしてくれるわ)

と俺たちは同時に魔術を放った。

グラヴィス教授と俺は『業火(フレイム)』を放ち、

カーミラは


「さぁ消えなさい『紅色の(スカーレット)悲劇(カタルシス)』」


と魔術を放ち、クロノアは時を止め、屈強な男全員の脳天にめがけてナイフを飛ばした。リリスも


「さぁ死ね!」


と目を輝かしながら魔術を放った。

そして、剣士である、ラングやシビルも斬撃を放った。


ほんの一瞬で山をも灰にするほどの威力魔術が大量にジーカめがけて飛んで行った。

その魔術がジーカにぶつかると大きな爆発が起こった。俺たちは各々『最上級防御(グレートバリアー)』を使い爆風を防いだ。

爆発の煙が晴れると建物が完全に破壊され、夜空が見えるようになっていた。


「これでさすがに死んだでしょ」


「ああ。建物がぶっ壊れちゃったけどな」


「心配するな。ここの建物は3日後に破壊予定だ。怒られることはないだろう。俺から言っておくよ。じゃ。今日はもう遅い。高齢者は早く寝たいのだ」


とグラヴィス教授は去っていった。

【グラヴィス・アウレリウス】

種族:人間

性別:男

魔術:最上級までは詠唱なし。王級は詠唱あり

剣術等:不明

年齢:70歳くらい

身長:183㎝

外見:スラっとしており、年齢のわりに髪の毛が多い

グリバッツ国立大学の教授ツェネガー教授とは元同僚だが、彼のほうがかなりの年下。戦闘能力はそこまでだが、研究分野で功績の残している。

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