第三十九話 「前世の振り返り」
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俺たちはは水に流された。最後に見たのは俺と一緒に水に流されたラングの姿だけだった。
体中が痛い。
ここはどこだ?俺は水に流されてわけもわからないところにいた。一面地平線まで続く真っ赤な荒野だ。こんなことなら戦争に参加しなければよかった…しかし、俺はとりあえず街に戻ることにした。
だが、ここがどこかわからないままでは帰ることさえ不可能だ。とりあえず俺は『聖風竜巻』で300mほど飛んだ。上空300mにもなると周りの様子がよく見える。5kmほど東に城壁に囲まれた町が見えた。きっとあれだろう。しかし、煙が立ち上っているのが見えた。俺は急いでそのまま移動することにした。
体に魔力をまとわせながら風の力を利用して滑空する。言葉だけ聞くとか簡単かもしれないと思うかもしれないが、実際は魔力の調整に手こずり、魔力を大量に消費してしまうため魔力の維持がとても難しい。それに1つ間違うと上空300mから真っ逆さまに地面に激突して即死してしまうかもしれない。なのでリスクもとても大きい。
だが、今回はうまいこと言ったようでしっかり滑空して着地ができた。
俺は街のほうを見ると敵軍の旗があちらこちらに掲げられているのが見えた。
(あっ。これは負けたな…)
と絶望し、その場を離れた。くそっ。負けるならやはり戦争に参加するべきではなかった。これからどうすればよいのだろうか?一人でここから聖マーロに変えるのは無理だ。やはり仲間がいる。
俺はラングとエリーナを探すことにした。あいつらは大切な仲間だ。
(たしか、ラングは俺と一緒に流れていったよな。なら、俺のいたところらへんにいるんじゃないか?)
と思い。俺はまた、『聖風竜巻』を使ってさっきいた場所に戻った。
この辺は何もない平地だ。探せばすぐに見つかるだろう。しかし、もう暗くなってきた。俺は結界を張ってその中で一晩過ごすことにした。
俺は転生してからこの13年間いろんなことがあった。とても濃厚な13年間だ。前世の22年間よりずっと濃厚だろう。前世はくだらない人生だった。父母共に東大卒で、父親は超大企業の副社長だった。
ここまではいいのだが、両親は俺に対して過度な期待をしていた。
小さいころから俺を東大に入れるため毎日勉強しかしていなかった。なので、金はあるのにP〇3やD〇は買ってもえなかった。そのため、小中高ずっと一人ぼっちだった。
高校受験の時は地元で一番の高校に行かせるため1日15時間も勉強をさせれれていた。まぁ。それのおかげでその高校には行けたのだが、大学の受験の時が一番えぐかった。
高校で遊びほうけていたは受験で全く入試で点が取れずそのまま浪人。浪人した俺に対して暴力の嵐。一日中部屋に監禁され、勉強を強要されていた。一浪の末に東大は落ち某KO大学に受かったので、入学したいと親に報告すると家族ではないとか言われる始末。
そして、俺が弟に騙されて警察の世話になり退学になると家を追い出された。
くずみたいな人生だった。
それと比べると今は仲間がいてとても楽しい。
俺は寝るためにあおむけになってきれいな夜空をみた。とてもきれいに輝いていた。俺は目を瞑ってそのまま眠りについた。
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