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転生伝記 ~異世界転生した男の人生~  作者: がりうむ
聖ロース帝国編

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第二十七話 「初仕事」

採用試験から1週間が経った。


今日は初仕事の日だ。


この1週間魔術の練習しかしていない。


郊外の広い空き地で王級魔術を使おうと練習をしているとだが、なかなかできない。


もう、最上級魔術は完璧にできるのにと思いながらも無心で練習をしていた。


やはり、王級魔術はそれだけ難易度が高いということなのだろうか?


と考えながら、グラヴィス教授の部屋に入った。


そこにはグラヴィス教授と金髪の髪の長い同い年くらいの少女がいた。


するとグラヴィス教授が、


「ああ、来たかこの子は君の同僚だ。名前は確か...」


「ミルフィーです...。よろしくお願いします」


とその少女がいた。


俺はその子を見た瞬間に見惚れてしまった。


この子が同僚かぁウヘヘヘヘ。


としているとグラヴィス教授が、


「まあ、最初は2人でこの部屋の本を整理してくれ」


と言われ部屋に連れて行かれた。


その部屋には10mほどの高さまでに積み上がった本がずらっと並んでいた。


俺たちが呆然としているとグラヴィス教授が


「じゃあ。がんばれ」


と言って扉を閉めた。


俺が呆然と突っ立ているとミルフィーが、


「よいしょっ」


と頑張って本を持ち運んでいた。


それを見た俺はすぐに「浮遊(フローティング)」でその本を持ち運んであげた。


すると彼女は


「ありがとうございます」


と笑顔で言ってくれた。


なんて美しい笑顔なのだろうか。


彼女が本を持ち運んでいるのを前に、そういえばこの部屋にいるのは俺たち2人だけ、今なら彼女を襲えばヤれるのでは?と少しゲスいことを考えてしまった。


だが、それはアリだ。


俺は前世で一度も女の子と付き合えずに童貞のまま死んだ。


その無念を今ここで晴らすべきか...と悩んでいると、


「彼女がどうしたんですか?」


と心配そうに言って来た。


その顔を見た途端、そんなゲスい考えは吹き飛んだ。




彼女と一緒に本を整理しているとすぐに時間が過ぎた。


外を見るともう外は暗くなっていた。


ちょうど、グラヴィス教授が来て一言


「おお、終わったか。案外早いな。もう帰っていいぞ」


と言われ帰った。


俺は少し寄り道してからアパートに帰るとアパートのエントランスに彼女を見つけた。


彼女も俺に気がついたようで俺は


「あれ?なんでここにいるの?」


と聞いてみた。


すると、


「ここが家なんです」


と言われた。


俺が驚いていると彼女は不審そうにこちらを見ていることに気がついた。


俺は急いで


「へー。俺もこのアパートに住んでるのよろしく」


と言った。


自分の部屋についてすぐにベットに横たわった俺は

ミルフィー可愛かったなと彼女の姿を思い出しながらそのまま寝た。

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