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第十三話 「人助け」

今日もいつものようにミッションに行くところだ。

このごろ調子がいいためウキウキで向かって行った。

(今日も今日とて一狩りするか~)

と遠くにいるコヨーテの群れを見つけると群れの様子がおかしいことに気が付いた。すると、ギャバスが


「おいっ。あれは子供だ!」


と言い俺たちは急いで駆けつけると、そこにはコヨーテに囲まれた7歳くらいの怪我をした少年がいた。

ギャバスがコヨーテを倒している間に俺たちはその少年を助けに向かった。俺が『回復(ヒーリング)』で怪我を治してあげるとその子が、


「助けてくれてありがとうございます。」


「なぁにぃ遠慮するな。家まで送っていくよ」


とサヴァがその子を肩に乗せ、俺たちはその子の家に送っていくことにした

案内してもらった家はとてつもないほどの豪邸だった。家の外観は大理石の壁でおおわれており、窓はすべてステンドグラス。一目でこの子が金持ちだと分かった。

俺がその子の家の扉をたたくとメイドが出てきて


「どうなさいました?」


と俺たちに聞いてきたので事情を話すとメイドは中に入って少しすると


「わかりました。すぐにお入りください」


と言われ家の中に入った。

中の様子は豪邸というか昔家族旅行で行ったフランスのベルサイユ宮殿のようだった。豪華絢爛で壁一面金色に輝いている。

俺たちが唖然としながらそのまま部屋に案内されると、100人は座れるであろう巨大な長机とその数だけの豪華な椅子があった。

その奥に座っている2人が両親だそうだ。


「申し遅れました。私の名はカーン・グレアです。息子を助けてくれてありがとうございます。なんとお礼をすればいいのだか」


「いえいえ困っていたので助けただけです」


とサヴァが言うと


「なんと謙虚な。失礼ながら見た感じあなたたちは冒険者と言ったところでしょうか?」


「まあ、そんな感じですね。」


「せっかくだ。ディナーを共にしませんか?ぜひお仲間さんと一緒に。」


「ありがとうございます。」


と言っいわれディナーをごちそうしていただくことになった。


ディナーの時間までは俺たちは屋敷の中を散策させてもらうことになった。ただの廊下にすら数百万は超えるであろう石像や美術品でいっぱいだ。


ディナーの時間になると、俺たちはまた大きな長机のある部屋に案内され、机いっぱいに広がる数多くの料理たちに俺たちはつい


「うぉー」


と言ってしまった。

そのディナーを食べるととても美味しかった。これまでにないほど美味くステーキは牛1頭丸ごと使ったのかというほど分厚くジューシーだ。すぐに平らげるとカーンさんが


「せっかくだ。そのまま泊まっていらしては?」


と言われた。その言葉に甘えて泊まることになった。 

泊まる部屋も豪華だった。ベッドは縦横3m以上はあるほど大きく、超ふかふかだ。

そのため、一瞬で眠れた。

朝起きると朝食はすでに用意されており、とても美味しかった。最後の帰り際にカーンさんが


「息子を助けてくれたお礼です。受け取って下さい。」


と言って小袋をくれた。

とりあえず俺たちはホテルに帰って中身を確かめるとなんと1000マーラが入っていた。

俺たちはそれを山分けにした。

登場生物紹介

【コヨーテ】

種族:コヨーテ属

体長2〜2.5mほど

魔術や剣術を使えるものからしたらただの雑魚。

ただし数が多いため舐めてると本当に死ぬ。


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