第十ニ話 「複雑な1日」
ある日
俺たちが今日のミッションを終えてホテルで飯を食っていると、全身黒ずくめのロングコート姿の俺を眠らせてこの街に連れてきた男が現れた。
その男が俺に気が付いた瞬間。俺に寄ってきて
「おい。ちょっとこい」
と言われ店のトイレまで連れていかれた。一体ナニが始まるんだ?思いつつ
「言い忘れていたがお前の借金には利子がつく。ちょうど1ヶ月経つから言いにきた。利子の金額は大体月に100マーラほどだ。これから月に一回ここで借金を返しに来い。とにかく今回は有り金を出しな。」
俺は驚いた。
利子があることにも驚いたが、100マーラという数は1ヶ月で俺の元にきた金額と同じだ。つまり、ことままでは永遠に借金を返すなどのできない。
渋々なけなしの100マーラを支払ってその男はどっかにいった。
俺はここままではいけないと思い。仲間にこれからもっとミッションの数を増やして。パーティーのランクも上げようと言った。すると、サヴァが一言
「なぜだ?そもそも俺たちの魔術や剣術の階級が中級なんだ。中級クラスで倒せる魔物が出るのはせいぜい、今のDくらいまでだ。」
と言われた。しかし、俺は最上級魔術師だ。
最上級魔術師はA、Sクラスのパーティーでもいるかいないかレベルの実力がある。
だから俺は
「大丈夫俺最強だから。」
と少し某有名最強銀髪呪術師みたいなことを言った。
「あっ…ああ」
と仲間は少し引き気味に頷いていた。飯を食い終わった後、俺はシャワーをしようとシャワー室に入った。
すると、いつもと雰囲気が違うことに気がついた。周りを見るとなんとここは女子用のシャワー室だ。
俺はすぐさまに出ようとしたが、せっかく入ったのだし堪能しなければと思い、周りを見渡すとなんとそこにはミラの服があった。
俺はミラの服を見つけると、ブラをとって匂いを嗅いでいると、奥からミラの声が聞こえた。
俺はミラの声のする方に行くと。
個室のシャワー室いた。俺は特殊属性の『透視』を使ってのぞいた。
なんとそこにはミラが裸で立っていた。
後ろ姿だが、その美しい小ぶりのお尻と、降ろされた長い髪が絶妙にエロかった。
すると
「誰かいるの?」
とこっちの方を向いてきた。その時今まで隠れていた正面が見えた。
まだ完全に成長しきっていない胸。湯気で絶妙に見えなかった股間。するとカーテンを掴んできた。
やばいと思い、俺は急いで逃げた。
間一髪だ。
急いで自分の部屋に逃げ、手にはミラのブラを握ってきた。
返すのもあれだし、大切にしておこう。ミラの股間が見られなかったのは残念だが...
その後外に出るとミラが恥ずかしそうに
「私のブラ知らない?」
と聞いてきた。俺は咄嗟に知らないと言った。
サヴァたちにも聞いていたそうだ。サヴァたちも何かニヤニヤしながら笑っていた。
あいつらも男だな。
少しかわいそうなことをしたかもしれないがまあ、許してくれるだろ。
今日は借金返済として100マーラ取られた時は落ち込んだ今では最高の気分だ。
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