3年後
ワンナが島に来てから3年が経った。私も7歳になり、ワンナは島を出たり帰ってきたりを3年間何度も続けていた。島の外の調査をしていてくれたらしく、それと並行して人材集めをしていたらしい。ワンナに聞いた話だと
「主人様。私が調査をしている間、道端で私のようになりかけている人を何人も助けてきました。そして及ばずながら私の手に余るものは連れてきますので主人様にどうにかしてほしいのです」
多分自分みたいになっている人を見捨てられないんだな。可哀想に。
3年間の間にワンナが連れてきた魔物化しているやつが2体、ワンナはは弱らせて私の前に連れてきた。ワンナ同様じっくりと研究しながら魔力を注いでいるとワンナ同様2体も人の姿に戻った。
1人は髪がストレートロングに頭に犬のように可愛い耳が2つ生えており、もう1人は金髪でショートヘアで耳が横に長い子だった。まさか、獣人とエルフってやつか!?これはまさに
「ファンタジー」
「ファンタジー?」
私が感激しながら2人の姿を見ているとワンナは私のセリフに対していう。おっと感激しすぎて思わず口に出てしまった。
「お前!あちをどうするつもり!あちは父に捨てられた身。あちは弱かったから捨てられた!弱いやつは死ぬ!だからあちは殺されるのを待っていた!」
黒い髪の頭に犬耳が生えた女はいう。そうか。死にたいのか。なら私の奴隷にしてやろう。簡単に死ぬとか言うこいつの頭を矯正してやる!
「いいか。お前の名は今日からセカンズだ。これからは私のために生きろ」
「なんであちがあんたのために!あちは」
「黙れ。私は1人の方がすきだから別に仲間とかいらないけどな。簡単に死にたいとか言うやつはムカつくんだ。だから私のもとについて私のためだけに生きろ。勝手に死ぬことは許さん」
「か、勝手すぎる!それにあちは弱いから役に立てな」
「大丈夫だ。そこのワンナが鍛えてくれる。それにこの島には父さんもいる。だからお前は強くなれる。私のために力をふるえ」
私は無理やりセカンズの心臓に奴隷心臓をおしこむとセカンズの体に奴隷心臓は埋め込まれ、セカンズは奴隷心臓を取り込んだ後かなりの自信を身につけていた。
「これは、今のあんた、いやボスと呼ばせてもらいます!ボスがうめた何かのおかげで力がみなぎってくる!これならあちは強くなれる!」
セカンズは喜びながら興奮する。そう。私のつくった奴隷心臓には私に服従する代わりにかなりの魔力を奴隷心臓にうめこんであるからうめこまれたものは使い方次第にはよるがかなりは強くなる。魔力量があがるからな。