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アメノツドイ

 私達の作る組織が決まり数分後にオウドーが私の研究している場所にまでくるとオウドーはワンナの姿を見て驚いていた。


「こ、こやつは誰だ?シズク」

「こいつはあのスライム的な奴だったものですよ父さん。私が黒いスライムみたいなやつに魔力をそそいで調整していたりしたら人型になったんですよ」

「ふむ。なるほど。スライムの魔物が人型になったと」


 オウドーが勝手に納得しているとワンナが


「失礼ながら雨竜オウドー様。私は主人、シズク様に助けていただいた名をワンナと申します。スライムではなく人間です」

「人間?何をバカなことをスライムから人間に進化するわけがないではないか」

「ですからもともと私は人間で魔力暴走によりあの姿に変わったのです。今の私のいる島や他に住んでいた人達にはもはや当たり前の現象ですよ」


 へぇ。今人の中ではやってるんだ。魔力暴走で魔物化するなんてそそるじゃないか!研究材料としては最高だよ!


「人間の中ではやっているねぇ。わしも五龍王の一角だが人間にはさほど興味はないしのう。最低限の関わりしかしかいなから疎くて仕方ないんだよなぁ」


 オウドーはワンナに言うとワンナはオウドーの前で


「そのこともふまえてなんですが私は主人であるシズク様を守るための組織を作ろうと思っています」

「組織をつくる?何のために?」


 オウドーは私と同じ反応でワンナに言うとワンナは組織の利点と私に対するメリットを言うと


「ふむ。よかろう。シズクが喜ぶのであれば好きにするといい。わしがやることはシズクの成長を見守ることと五龍王の仕事くらいだからな。五龍王の仕事が忙しい時にシズクにかまってやれないからどうしようかと考えていたところでもある。組織を作ることは許可するしシズクの言っていたラボ?とやらも材料を自分たちで集めるならこの島につくってもよい」


 え、まじ!ラボつくっていいの!できたらさらに私ラボにこもって研究するぜ?


「主人の喜びは私の喜び。主人様のためなら何でもいたします。それではアメノツドイ。今日より本格的始動です。では私は準備が出来次第この島から一旦出て人材を何人か集めてきます」


 ワンナは私とオウドーに言うと私達の前から去っていき島を出る準備を始めていた。

 ワンナはもといた村?に一旦戻るらしいし私もしばらくは研究に没頭しようかな。ワンナをスライムから人間に戻るときに魔力の操作レベルも上がったと思うからな。魔道具とかをつくっていくか!できる範囲内で!

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