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殺しのフィンス

「な、なぜこの壁が!」

「俺っちは魔法はからっきしなんだがよ。殺意とかには敏感なんだよ。てめぇは上手く隠れたつもりかもしれんが殺意がむき出しすぎだ」


 フィンスは魔法使いに殴りかかると魔法使いは目の前に魔法の壁を張ったがフィンスはものともせずに破壊し、魔法使いの腹部を殴った。


「がっは!」

「てめぇは死者を冒涜した。ネクロマンサーだよな?」

「ち、違う。おいらはただの魔法つか......ぐべ!」


 フィンスは殴った魔法使いを押し倒し、上に乗ると魔法使いの顔面を殴る。


「あのなぁ。嘘はよくない。お前の目を見ればよくわかる。お前は嘘をついている。そうだろ?俺っちそういう嘘はマジで嫌いだぜ」

「う、嘘じゃ、ぐべ!」


 フィンスはさらに魔法使いの顔面を殴ると魔法使いは泣き出し


「こ、この獣人風情が!人間様を馬鹿にするなよ!このエリート魔法使いのおいらの顔面を二度も殴りやがって!絶対にころ、ぐべ!」

「ころ?なんだって?聞こえないなぁ!」


 フィンスはさらに魔法使いの顔面を殴り続ける。しばらくフィンスは魔法使いを殴り続けると魔法使いは顔面が原型をとどめてないくらいに腫れ上がり、動いていた死体もその場で倒れる。

 死体が倒れた後フィンスは私に近づき


「やっぱりあいつがネクロマンサーだったんじゃないか。くそがよ」

「フィンス。君は意外と」

「ん?悪いな旦那。見苦しいもんみせて。でもな。これが俺っちのやり方。俺っちはシズクテンラの中じゃ殺しのフィンスって呼ばれてんだよ。クズ野郎や救いようのない奴、そしてシズクテンラに敵意を向ける奴らを徹底的に追い詰めて殺す。それが俺っちの役目だ」


 フィンスは拳を前に出して俺にいう。殺しのフィンスか。シズクテンラのみんなに役割があるのは分かっていたけどフィンスの役割が徹底的な殺しとは。


「それじゃ旦那。多分入り口から出たら帰れるだろうし帰ろうか」

「ん?主催者的なやつは殺さなくていいのか?」


 私はフィンスに聞くとフィンスは


「どうやら逃げたみたいだ。もはや人の気配を感じないからな。戦わないただの人とかなら俺っちなんとなく気配を感じれるからな。たまにはずれるが」


 フィンスが私に言った後、私を連れ闇闘技場の入り口から出る。闇闘技場から出るともう日が明けそうになっており、私達は急いで宿に戻る。


「闇闘技場から出てすぐに夜が明けるとは予想外だ。早く帰って休まねえとな!旦那」

「そうだな。私はあんまり気にしないがフィンスがそういうならはやく帰ろうか」


 私達は宿に戻り、宿屋の前についた瞬間ゆっくりドアを開けた。

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