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ザンナ村 2

 村長のクワバラは私に挨拶したあと私の住む家を案内してくれる。私の住む家は中に入ると何もおいてなかった。


「なぁ。ここ私の住む家だよな?」

「はい。仮住まい的な感じですか。こんな家しか用意できず申し訳ありません。今は村が危うい状態でして」


 クワバラは申し訳なさそうに言うとフォルンが


「ここには私とシックルも住みます。マスターは私達の部屋をつくってくだされば嬉しいのですが」

「それなら構わないよ。簡単に作れるし。それより村長。村が危ういというのは?」


 私がクワバラ村長に聞くとクワバラ村長は申し訳なさそうに


「それが、村の近くにザンナの巣穴という洞窟があるのですがそこに亜人と魔物が住みつきまして。私達に生贄と食料を要求してくるのです」


 生贄と食料か。それは確かに村も危うくなるかもしれんな。けど何で抵抗しないんだ?


「すみついたのがわかっているなら何で対処しないんだ?」

「それは、すみついた亜人と魔物が私達では倒せず。前村長が対処しに行ったのですが帰らぬ人になり今はもういいなりです。村の若い戦士達も何人かやられ今は村をなんとかまわすので精一杯です。この家も前村長がアメノツドイの方々の為にと残しておいたものです」


 そうか。前の村長はワンナ達のために忠義を尽くしてくれたんだな。なら


「ではフォルン、シックル」

「わかっていますよ。マスター。私も巣穴にすみついてる亜人達にたいしては嫌悪感を感じていますので」

「うちもそいつら気にくわんからシズク様のこと手伝います。シズク様が対処してくれるって言ってくれてよかった」


 フォルンとシックルが言った後私もクワバラ村長に亜人と魔物に対して対処するというとクワバラ村長がは私の手をとり


「ありがとうございます!そう言ってくださると助かります」


 クワバラ村長は私の手をとりながら言うと私達の家のドアが開き、村の人が慌てながら


「そ、村長!あいつらが村の入り口に来てます!」

「またきたのか。わかった。今行く」


 クワバラ村長は私達の家からでると私もクワバラ村長の後を追って家から出て村の入口に向かうと、村の前には長い黒髪の猫のような耳が頭に生えている獣人がいた。


「おいおい。村長さんよぉ。食料はまだかよ?」

「こ、今回渡す分は渡したはずですが?」

「はぁ?すくねぇんだよ!それにこの前俺さま達に反抗したよなぁ?ボスはかなりお怒りでな。上納する食料を増やせってことだ。もしよこさないなら村人の一人くらいは殺してもいいってさ」

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