ダークジャックズ
「私の作った防壁が。それにあそこにはまだ父さんが」
私が船の上で意識を取り戻した後島の方角を見ていると近くにいたシックルが私に頭を下げ
「シズク様。手荒な真似をして申し訳ありません。でもうちはオウドー様に命じられてあなたをこの船にのせて島から連れ出しました。罰ならいかようにでも受けます」
シックルは土下座しながら私に言う。確かに父さんは島から出るようにと言っていた。それにシックルのいうこともわからんではない。私がぐずぐずしていたのも悪いからな。シックルを責めるのはお門違いというもんだ。
「罰なんて与える気はないよ。攻めてきたあの龍が悪いんだ。私を助けてくれたシックルは悪くない。だから顔を上げてくれ」
私はシックルに言うとシックルは顔を上げ、深く私に感謝した。
「話は変わるんだがさっきお前の言っていたダークジャックズってのは何だ?」
私がダークジャックズについて聞くとシックルは真剣な顔で
「ダークジャックズはうちらが今調査している組織です。ダークジャックズは今から向かう人間のいる街全体を裏で支配していると言われている組織です。ただあまりにも組織力が強すぎるために本当に実在するのか?とまで言われてます。ですがワンナ様の調べによるとダークジャックズは存在していることが確定されました」
ワンナ達そんな組織を調べていたのか。私にも相談して欲しかったな。そんな組織があるなら。実験材料にちょうどいいし。
「何年か前に島に攻めてきたのをセカンズが追いはらった件がありますよね?あれも裏ではダークジャックズが関わっていたとワンナ様から聞きました」
え、あれダークジャックズとかいうやつらが裏で意図をひいてたの?しかしなんで?
「ダークジャックズの狙いはシズク様なんです」
「え?私?なんで?」
なんで狙いが私?私が島の外から出てないし目立つようなことも何も
「シズク様のつくった製品を島の外で売っているとどこで情報を手に入れたのか売っていた製品の製造者をシズク様だと情報が漏れ、さらには雨竜島にシズク様がいるという情報が漏れたようです。恐らく何年か前に攻めてきたのはその為です。あんな防壁を作れるならうちらが売っていた便利なものが売れるのは当たり前だと思われたようです」
目立たないように自分の名前でも売らないようにしてたのに結局ばれるのかよ。しかしよく開発者が私とわかるもんだ。なんかそんな便利な魔法でもあるのか?そんな魔法ないとは思うが。




